書籍情報

魔女調教【書下ろし・イラスト5枚入り】

魔女調教【書下ろし・イラスト5枚入り】

著者:月森あいら

イラスト:成瀬山吹

発売年月日:2018年09月28日

定価:990円(税込)

『俺が、おまえに……愛されるというのはどういうことか、教えてやる』
ビゴの森の魔女と称される少女、ユニス。彼女は目が見えないかわりに不思議な力を持っていた。その力で皆の願いを叶え、付き人とともに森の小屋で静かに暮らしていた。 けれど、ファビアンという貴族の青年に突然さらわれてしまう。「お前を、奪いに来たんだ」と囁かれ、ファビアンとの同棲生活が幕を開ける。 最初は戸惑うものの、彼から与えられる優しさと心地よさに次第に心と体を蕩かされ……

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登場人物

◆ユニス
盲目ではあるが、人には見えないものを見ることができる不思議な力を持つ。その腕前は有名で、ビゴの森の魔女と称賛されている。
長いこと森の中に住んでいるため、世間知らずで引っ込み思案な性格。
◆ファビアン
よからぬ者たちと行動をともにしていると噂される貴族の青年。欲しいものはなんとしてでも手に入れる強い意志と行動力を持つ。
ユニスをかいがいしく世話する優しい一面もある。

立ち読み

「俺を、愛しているって、言ったな?」


そう言ったファビアンの声は、少し震えているようだった。


「愛しているから……本当に愛されるということがどういうことなのか、教えてやる」


「あ……あ、あ……?」


ファビアンはユニスの腰に腕をまわし、ゆっくりと抱きあげる。そのまま部屋の中を進んで、そしてユニスをベッドの上に横たえた。


「ファビアン……」


「以前おまえは、いやだと言って……俺は、手を出さなかった」


ユニスの上にのしかかってくるファビアンは、目を細めてそう言った。


「しかし、もう遠慮はしない。おまえに、愛されるというのはどういうことか、教えてやる」


彼の言葉を耳に、ユニスは全身を震わせた。ファビアンは再びくちづけてきて、合わせられた唇の間から舌が入り込んでくる。それは萎縮するユニスの舌をからめとり、ちゅくんと淫らな音を立てながら中を探ってくる。


「ん、ん……ん、っ」


鼻から抜けるような声が、洩れた。そんなユニスにファビアンは少し笑って、彼の手はユニスの肩にそっと触れた。


「ああ、あ……あ、あ……」


何度も肩を撫でられて、まるでそこが感じる部分であるかのように、ユニスは震えた。もうひとつの手がユニスの胸もとのリボンにかかり、しゅるりと解かれる。現れた鎖骨をなぞられて、ユニスは体を震わせた。


「あ……、ファビ、アン」


「怖くないから」


唇越しに、彼はそうささやきかける。ユニスの舌を舐めあげながら、彼の手はまたリボンをほどき、ユニスの肌を露わにしていく。


「俺が、おまえに……愛されるというのはどういうことか、教えてやる」


ファビアンは、熱い吐息とともに繰り返した。


「おまえはおとなしく、俺に従っていろ」


「……は、い」


ユニスはそっと、目を閉じた。すると与えられる感覚を、鮮明に感じる。絡み合った舌、鎖骨に触れてくる指。それが奥を目指して動き、そっと乳房に触れられると、全身に痺れるような感覚が走る。


「あ……あ、あ、ああっ……!」


頰の裏を、歯茎をなぞられる。自分でも意識しては触れないところに触れられて、それはまるで秘部に直接与えられた愛撫のように感じられた。


「は、ぁ……あ、あ……あ、あっ」


リボンを解かれて、ドレスの前が露わになる。ファビアンの前に肌を晒す恥じらいに身悶えながら、ユニスはこの先起こることに震えている。


「あ、だめ……だ、め……」


「ふふ……」


ファビアンは、そんなユニスに満足しているようだ。彼の手は直接肌に触れ、なぞりあげるとほんの軽く、引っ掻いた。


「ん、あ!」


「感じるだろう? こう、すると」


ファビアンはユニスの唇を舐め、そしてキスを解く。彼の唇は首筋に、鎖骨に、そして乳房にすべり、ちゅくんと音を立てて吸いあげた。


「あ、あ……あ、あ……」


彼の舌がユニスの乳首を探りあて、くわえるときゅうと吸った。刺激はつま先までを貫いて、ユニスは大きく身を反らせる。


「や、そこ、は……」


「かわいい形をしている」


もう片方の乳首を指先でつまみ、捏ねながらファビアンは言った。


「もっと、反応して……? もっと、声を聞かせてくれ」


「あ……や、ぁ……っ……」



身悶えるユニスの体を押さえ込み、ファビアンはさらなる愛撫を続ける。彼の指はユニスの肌を這い、ドレスとコルセットが脱がされて、下着一枚になったユニスの秘所に、彼の指先が入り込んだ。


「んあ、あ……あ、ああっ!」


「もう、濡れている」


どこか嬉しそうな口調で、ファビアンが言った。


「おまえが、俺を感じてくれている……」


彼の指は、すでに尖っている秘芽に触れてきた。少し触れられるだけで、そこは敏感に反応する。


「ほら、また蜜が……どろりと、溢れた」


「や、あ……」


ユニスは両脚を揃えようとしたが、その前にファビアンの膝が脚を割った。彼の体を挟み込む格好になって、彼はなおも指を深くして抉ってくる。


彼の指は秘芽を擦り、花びらをつまんで引っ張った。敏感な部分に何度も触れられて、ユニスの目の前には、ちかちかと白い星が浮かびはじめる。


「やっ、あ……あ……、ああ、あっ!」


一本の指が、ちゅくりと体内に挿ってきた。それは中の襞を押しつけるようにうごめき、その動きがユニスの感覚をさらに押しあげた。


「あ、は……っ……ん、ん……っ……!」


「達くか?」


ファビアンは、楽しそうな口調でそう尋ねてきた。


「達け。俺に、その姿を見せろ……」


「んぁ、あ……あ、ああっ……」


ひく、ひくと下腹部が震える。ファビアンの言葉に促されるように、ユニスは達した。体が、芯から震える。指先までがいうことを聞かず、まるでファビアンの手業に呑み込まれてしまったかのようだ。


「は、あ……あ、……あ、ああっ……」


「ユニス」


低い声で、彼は呟く。彼が体を起こす気配がして、ユニスはそっと目を開いた。


「……ファビアン」


ユニスの目に映ったのは、彼の肢体だ。まるで彫刻のように整った彼の体に、見とれた。ユニスの視線にファビアンは少し照れたように笑い、衣服を緩める。


彼はまたユニスの名を呼んで、彼女の脚を持ちあげた。両膝が胸に届く。そうやって大きく脚を開いたユニスをファビアンは満足そうに見て、そして秘所に彼自身を突き込んでくる。


「あ、あ……あ、あっ……」


体は、まだ絶頂の余韻を残している。そこに大きなものを受け入れて、擦られる感覚にユニスは声をあげた。


「や、ぁ……あ、あ……あ、ああっ……!」


「狭い、な」


掠れた声で、ファビアンは呟いた。


「おまえの中が、締めつけてくる……心地、いい」


「あ、は……っ……っ……」


彼が、感じてくれている。そのことが嬉しくて、ユニスは何度も頷いた。


「もっと、ちょうだい……?」


そしてそう言って、ねだりさえした。


「もっと、あなた……を……」


ファビアンは、忍び笑いでそれに応える。彼はぐっと腰を突き立ててきて、その衝撃にユニスは目を見開いた。


「あ、あ……あ、ああっ!」


「おまえの中も、俺を歓迎している……」


満足そうに、彼はそうささやいた。


「中が、うねって……俺を食い締めて、離さないな……?」


「や、ぁ……あ、あ……ん、んっ……」


彼はひと息に、奥までを突いた。そのままずるりと引き抜いて、また突き立てる。敏感な襞を繰り返し擦られる感覚に、ユニスは立て続けに声をあげた。肌が粟立ち、ふたりを取り巻く空気が動くのでさえ、刺激になった。


「あ、あ……あ、……ん、……ん、んっ」


彼自身がどくりと震えて、ひとまわり大きくなる。それをも敏感に感じ取って、ユニスは新たな波がやってくるのを感じる。


「ま、た……だめ、また……わた、し……」


「また、達くか?」


どこか焦燥するような声で、ファビアンはつぶやく。


「なら、ともに……おまえとともに、果てよう」


「ふぁ……あ、あ……っ……」


ファビアンの手は、微かに汗ばんだユニスの肌をすべり、腰を抱きあげる。突き立てられる角度が変わったことにユニスはまた声をあげ、すると体内の欲望もまた、大きさを増したように感じられた。


突きあげられ、引き抜かれる。また突かれると、内壁が反応してますます敏感になる。立て続けに何度も出し挿れされて、ユニスの息が切れかけたとき。


「……ユニス」


低い声でファビアンが唸って、同時に体内に弾ける熱いものを感じた。ユニスは大きく目を見開いて、それを受け入れる。


(このあとは製品版でお楽しみください)

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