書籍情報

華婿選びは禁断のハーレムで【書下ろし】

華婿選びは禁断のハーレムで【書下ろし】

著者:苑生アヤ

イラスト:石丸博子

発売年月日:2015年04月27日

定価:972円(本体900円+税)

東北地方の旧家・鹿目家の一人娘、鹿目(かのめ)沙(さ)弥子(やこ)は、父が倒れたことにより次期当主として未来の夫候補を選ぶことになる。推薦されたのは、分家の長男・弦木(つるぎ)惣(そう)介(すけ)と政治家の息子・安齋(あんざい)景(けい)吾(ご)だった。世話係の弦(つる)木(ぎ)貴(たか)臣(おみ)に恋する沙弥子は内心複雑な思いを抱えつつも親族の決定に従う。そして、二人のうちどちらかを選ぶために、家の離れで同居生活を送ることになったのだが…。

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登場人物

◆弦木貴臣(ツルギ タカオミ)

沙弥子の世話係を務める優秀な男。弦木家の二男だが、愛人の子ということで沙弥子と結婚することは許されていない。
◆鹿目沙弥子(カノメ サヤコ)

東北地方の名家、鹿目家の一人娘。艶やかな黒髪と白い肌で人形の様な美貌を持つ。良くも悪くも純粋培養のため、男女の関係については疎い。

立ち読み

惣介の手には小さめの段ボールが乗っている。彼はそれを中央のテーブルに置くと、メイドの持っていた書店名入りの紙袋を受け取り、彼女に出て行くように指示した。
沙弥子は急いで本をもとに戻すと、惣介に駆け寄って横から箱を覗き込む。
「これは?」
「貴臣の注文した本らしいよ。ちょっと本家に用があって戻って来たんだけど、休憩していたら届いてね、さっきの子が運ぶって言うから手伝ってあげたんだ。離れの図書室用なら、君の興味を引くようなものも入ってるんじゃないかな」
惣介は椅子に座り、ガムテープを剥(は)がしていく。封が開けられると、横で見ていた沙弥子は絶句した。中から出てきたのが、まさに今探し求めていた本だったからだ。
「何々、『愛される身体』に『気持ちいい赤ちゃんの作り方』、『初めてのセックス』……あぁ、うん、なるほど。大事なことだしね?」
次々に本を手に取ってタイトルを読み上げていく惣介は、どう思ったのだろう。恥入るばかりの沙弥子に笑みを含んだ顔で尋ねてくる。
「それで、沙弥子はどんな本が読みたいのかな? 僕でよければ、いろいろと力になるよ」
「誤解しないで。わたし、そんな本を買ってだなんてひとことも言ってないわ!」
「でも、確かにこれは今の君に必要な知識だと思う」
「いらない。もう知っているもの」
「ふうん? 経験なんてないくせに」
少し意地悪な言い方をされ、沙弥子は唇を尖(とが)らせた。
「お兄さまはあるの?」
「……僕、二十八だよ。なかったらびっくりしない?」
「そういうものかしら。じゃあ景吾さんや……貴臣も、あるの?」
彼らが裸の女性と抱き合う姿を想像して、沙弥子は眉を顰める。
「わたしがいるのに他の誰かとベタベタするのは嫌だわ」
乙女らしい傲慢さで素直な気持ちを吐露(とろ)すると、不意に伸びてきた手にトップスの上から首筋をなぞられ、ドキリとした。
「嫉妬してくれるんだ? でも、それは誰に対して? 僕を想って拗(す)ねたのなら嬉しいんだけど、景吾くんだったら少し妬けるね。まさか貴臣なんてことはないだろう?」
探るような目を向けられて、服の下で赤い痕が熱をもったような気がする。
「わかっていると思うけど、貴臣は駄目だよ。君の夫になる資格がない。分家の者たちも認めないはずだ。だからね、沙弥子。君は僕の妻になるといい」
「お兄さま……」
何だかリアルな話をされて気が滅入る。だが鹿目家に相応しい婿を取ることは、一人娘である沙弥子の義務だ。放棄することは許されない。
「自分の役割を忘れてなんかいないわ。もちろん子作りだってするから心配しないで」
「ほんとうに? 抱きしめられてキスされても耐えられる? 僕は君の胸を揉んだり、恥ずかしい場所を舐めたり、指で弄(まさぐ)ったり、もちろん最後までするよ。ちゃんとできる?」
「えっ」
沙弥子は恥ずかしがるより驚いてしまった。
「どうしてそんなことするの? 舐めたり指で弄ったり……?」
「あー……うん、やっぱりね。そうだよねぇ」
 学校の授業ではそんなことまで教えないか、と惣介は苦笑いして、沙弥子の両脇に手を入れて大きなテーブルの上に座らせてしまう。下から見上げられる恰好になり、困ってしまった。
「勉強は一人より二人のほうがはかどると思わない?」
「ひゃっ!? 何するの!?」
「シーッ、静かに。こういうときは大声で騒いではいけないよ。それがマナーだ」
するり、するり、とスカートの中に手が入ってくる。沙弥子は驚いて脚を閉じようとしたが、間に身を置いた惣介がやんわりと太股を押さえて抵抗を阻(はば)んでしまった。
「お兄さま……!」
 明るい光が射し込む図書室の中に、沙弥子の慌てた声が響く。
しかし、ここは館の南端で、外は人通りのない廊下だ。大声で叫んだところで誰の耳にも届かない。鍵をかけるまでもなく、二人きりの密室が出来上がっていた。
今までとは違う、どこか秘密めいた空気。そういうものを感じ取り、沙弥子が動揺している隙に、惣介は涼しげな色のスカートを乱して太股の上までたくし上げてしまう。
素足どころか下着まで見られて、沙弥子は真っ赤になった。
惣介はシミひとつない肌にそっと触れながら、丸い膝(ひざ)がしらに口づける。そして、下から上へと手のひらを滑らせた。
「や……だ、そんなふうに触っちゃダメ……!」
「気持ちいいよ。スベスベだね」
大きな手が肌を撫でる感触にゾクッとして身をよじる。惣介の指は細くて繊細だと思っていたのに、女性のものとは違い骨張ってごつごつしていた。
彼は内側から太股を押さえると、そこに綺麗な顔を寄せてくる。
「いやっ。恥ずかしいの。離してっ。う、んっ……」
沙弥子はとっさに腰を引いたが、惣介のほうが上手だった。
「沙弥子、貴臣の善意を無駄にするの? 彼は君にこういうことをさせたいんだよ。僕や景吾くんとね。これはその知識を得るための本だ」
「……ぁ……」
彼はたったひとことで抵抗を封じると、泣きそうな顔をする沙弥子に微笑みかける。
「乳首はまた別の機会に可愛がってあげる。今日はこっちだけ」
水色の下着の上から、指先で秘処を弄られた。しかもいきなり肉芽を探し当てられ、沙弥子はたまらずにビクッと身体を跳ねさせて戸惑いの声を上げる。
「や、やっ、そこいじらなっ……ぁっ、んっ、ンくッ……!」
「ちょっと触られただけでも気持ちいいよね。興奮してくると、ここはもっと敏感になる。息を吹きかけられただけでゾクゾク震えて蜜を垂らすように仕込んであげたいな」
脚の間から聞こえる声は、いつもに増して優しく魅惑的だ。
沙弥子のきめ細やかな肌はうっすらと汗ばみ始めている。甘い匂いがするねと笑われたが、弱々しく首を振ることしかできなかった。
そのうち惣介の鼻先が下着の底に近づき、ひっと息を呑む。
「いやぁっ」
「嘘は駄目だよ。あぁ、ほら。少し湿ってる。沙弥子、自慰はしたことないの?」
「うぅ……な、ぁ……に……?」
「ないみたいだね。嬉しいな。まっさらなんだね」
脚を手前に引き寄せられて腰が滑る。上半身が後ろに倒れそうになり、沙弥子は慌てて肘をついた。気づけば腰を抱え込まれ、ふんわりとしたスカートが臍(へそ)の上までめくり返って下半身が露わになる。女の子らしい下着の紐に引っかかった指が、それを引きずり下ろしていくのを、やめて、と止める間もなかった。
薄いショーツを右足から引き抜かれ、ジタバタともがいて何とか左足のふくらはぎに残る。けれど、すでに隠すべきところは丸見えで、外気を感じて悲鳴を上げた。
沙弥子は、はしたなくもスカートの中だけを生まれたままの姿にされてしまったのだ。恥ずかしさのあまり全身が震えた。
「君に似てここも慎(つつま)ましいね。綺麗なピンク色だ。でもぴったり口を閉じているから、中まで確かめられない。もっとよく見えるようにしようか」
「い……いや。怖いの。お兄さまぁ……」
何とか声を絞り出すと、大丈夫だよ、なんて慰めながら薄い茂みをそっと撫でられる。惣介はまた恥ずかしい場所に顔を近づけてきた。
「怖がらなくていい。君も僕も何も悪いことなんてしてないんだ。そうだろう、沙弥子。君はいずれ僕の子を産むんだから、これは鹿目家の娘としては正しい行いだよ」
「ひあっ、ぁっ……はぁ、ん、んっ、んぅっ……!」
生温かい舌を未熟な割れ目に押しつけられる。沙弥子は混乱して惣介の肩を強く叩いたが、肉の花びらを左右に開かれると快感を見つけて無意識に腰を突き出していた。
「ん、可愛い。思った通り未使用って感じだ。あんまり苛めたら貴臣のやつ怒るだろうなぁ」
「あ……、はぁっ、あ、あぁッ」
恐怖心も羞恥心もあるのに、そこは内側から湿っていく。惣介は優しくくすぐるようにヌルヌルと舌を遊ばせて、少しずつ蜜が垂れてくるたび、うっそりと笑った。
「はぁ、はぁ、はぁっ、んっ……いや……いやぁっ」
「どうして。気持ちいいだろう? これが舌や指で愛撫されて濡れるってことだよ。もっとグジュグジュにならないと僕のは入らないだろうけど、わかった?」
こくこくと頷くことしかできない沙弥子を見て、惣介はようやく顔を上げる。彼が椅子から立ち上がると、形のいい唇が何かで濡れているのに気づき、沙弥子はかぁっと顔を赤らめた。
あの妙に艶めかしい唇が自分の肌を這い股間を舐めていたのだと思うと、言葉にならない。それ以上に、兄のように慕っていた人の愛撫で感じてしまったことが信じられなかった。
ショックを受けていると、惣介はおもむろに傍らの本をめくり、沙弥子の前にかざしてくる。
「見てごらん。今してあげたのが、これ。性行為の前戯としてのオーラルセックスだ」
沙弥子は目の前の卑猥(ひわい)なイラストを凝視して、ぱくぱくと口を喘(あえ)がせる。裸の男が女の股ぐらに顔を埋めていた。改めてこうだと教えられると、全身からどっと汗が噴き出してくる。ただただ呆然としている間に、骨張った指が蜜と唾液で濡れた場所を淫らな動きで上下した。
「ひんっ、やっ、何する、の……?」
ピンク色の媚(び)肉(にく)に強く指腹を押しつけられる。うっすらほころんだ花びらの間を、ヌル、ヌル、とゆっくり擦られ、腹の中がじんわりと熱を持つ。また内側から潤っていくのがわかった。
「次のページ辺りに載ってない? 最初は痛むかもしれないけど、我慢して」
「な、あっ、いっ……ああぁッ」
中指にぐっと力がこもったかと思うと、無理やり含まされてしまう。鈍い痛みが走り、沙弥子は嫌がってもがいた。とても本を読む余裕などない。
「いた、い、や……あぁ、やめ、て……っ」
指はきつい締めつけを掻き分けて押し入ってくる。惣介は怯えて逃げようとする沙弥子の身体を押さえつけ、中指を第二間接まで咥え込ませてからゆっくりと反転させた。
「あぅっ! ん、ふ……っ」
「初めてだもんね。中もまだ浅いし、痛いか。ごめんね、沙弥子。でも可愛い。僕の指で喘ぐの、すごく可愛いよ」
「く……、は……ぬい、て……」
「駄目。ああ、これが処女膜かな。ここを突き破ったら、もう処女じゃなくなっちゃうよ。大好きな貴臣にも顔向けできないね。彼は君をすごく大事にしているから、真昼の図書室で僕とセックスしたって知ったら、離れて行っちゃうかもしれない」
「い、いやあぁっ!」
「泣かないで。大丈夫、少し脅かしただけだ。君が貴臣のことばかり気にするから」
惣介はそう言って涙を舐めると、親指の腹で沙弥子の肉芽を押し潰す。突然泡のように弾けた快感に驚いて膣内を絞り上げてしまい、それに気をよくした惣介が指を出し入れし始めた。
「あ、ぁ、いや、いたい、いや、いたぁい」
まだ拡げられることに慣れない膣壁は、元に戻ろうとしてキュウッと窄(すぼ)まり、異物を拒む。たちまち思考を苦痛で塗り潰され、貴臣、たかおみ、と無意識に助けを求めて泣いていた。
惣介は少し困った顔をして沙弥子に囁きかけてくる。
「指と舌、どっちがいい? 選ばせてあげるよ」
「し……たぁ、舌で、して……なめて……」
「そんなに痛かったんだ。ごめんね。優しくするから、僕に集中してくれるかな」
ズルリと指が抜けていき、ほっと息を吐く。しかし、再び惣介の綺麗な顔が股ぐらに埋まり、沙弥子は嫌だと言いながらもゾクゾクと背中を震わせていた。
快楽の源泉から滴り落ちてくる蜜を舌で丁寧にすくい取られ、有無を言わさず唾液と一緒に注ぎ込まれる。彼はわざと音を立てて喉を鳴らすこともあれば、ぐぷぐぷと粘った水音を響かせて秘処をぬめらせ、沙弥子の無垢な身体を暴(あば)いていった。
「っ、ぁ……う……」
美味しいよ、なんて嘘みたいなことを言われ、若い身体は悦びに呑まれていく。
「お、音っ……たてたらぁ……やあっ!」
少しでも嫌がる素振りを見せると惣介は意地悪をした。
まるで沙弥子に聞かせるようにジュルリと蜜をすすり、たっぷりと時間をかけて弄って唾液を押し込んでくる。その恥ずかしい行為と音の両方に煽(あお)られて全身を紅潮させて喘ぐしかない。
狭い膣内を指で突かれることと比べたら、気持ちいいことばかりなのだ。優しく舐めながらヒクヒクと疼く肉芽を転がされると、自然と艶めかしい吐息が溢れてきた。
そればかりか惣介の顔を太股で押さえつけようとして、そのつど左右に押し開かれる。ピンク色の肉粘膜を丹念に舐め上げ、つんっと尖った肉芽を指で扱(しご)かれると、何もされていない胸の先端までが疼(うず)き出し、下着に擦れるたびに感じてしまった。
「ひぁっ、ぅっ、うっ、んっ! あはぁ……あ、ぁ」
少しずつ、少しずつ快楽の頂へと引き上げられていく。
「沙弥子の発情した匂い、まずいなぁ。これ貴臣に嗅がせたら無理やりにでも犯されちゃうよ」
勃起(ぼっき)した肉芽を軽く唇で啄(つい)ばみ、歯を立てられる。愛液と唾液でヌルヌルに潤った膣は、隙を見てぬぐっと侵入した指の感触に怯えたものの、嫌がることなく美味しそうに食い締めた。
「やっ……ぁっ、あぁ……っ!」
二度、三度と中を浅く突き上げられ、沙弥子は一際大きな声を上げる。
目の前が真っ白になったかと思うと、訳がわからないまま汗の浮かんだ下腹が痙攣して、半開きの唇からはとろとろと涎が垂れ落ちていった。
「イッちゃったみたいだね」
「は……ぁ、は……」

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