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氷の将軍と贈られた花嫁~皇女の淫らな教え~【書下ろし・イラスト5枚入り】

氷の将軍と贈られた花嫁~皇女の淫らな教え~【書下ろし・イラスト5枚入り】

著者:燈花(トウカ)

イラスト:蘭 蒼史(アララギ ソウシ)

発売年月日:2019年01月25日

定価:990円(税込)

『あなたと愛しあいたいのです、将軍。今夜は、わたくしにまかせていただけますか?』
フィアレン皇国から大国バルトシェク王国の後宮に入った皇女マリエ。ところが後宮が廃止。密かに想い続けていた将軍フェルディナントとめでたく結婚するが、初夜のすれ違いから夫婦になれないまま時間が過ぎてゆく。自分に触れようとしない夫に浮気を疑うマリエだが、近衛兵とのトラブルをきっかけに秘密が明らかになる。なんとフェルディナントが童貞で、夫婦生活を成功させるために閨での主導権をマリエがとることになり……。

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登場人物

◆フェルディナント・ブルージェク
バルトシェク王国ブルージェク王家の次男、王国軍将軍・総指揮官。30歳。実は愛情深くて甘えたがり(本人は自覚なし)、頭脳明晰(戦術・戦略に長けている。『氷の将軍』と称される美貌、長めの金髪、碧眼、196センチの筋肉質な偉丈夫。
◆マリエ・フィアロヴァ
フィアレン皇国の第三皇女。親善と戦争回避のため、友好の印としてバルトシェク王国に贈られる。病弱な前国王の元からレイスの翡翠宮後宮に入る。24歳。向学心・向上心が強い、正直。ブルネット、茶色の眼、ぽってりとした唇、東洋系の血を感じさせるエキゾチックな顔立ち。158センチ・少々ぽっちゃり体型=豊満。

立ち読み

二人は、お互いの舌先を舐め、吸い、つつきあった。


あふれる唾液を交換しあうような舌の動きも、それにともなう淫らな水音も、マリエに性器の交合を意識させる。


下腹の奥が、熱く疼きはじめた。


そうするうちに、フェルディナントの右手が、マリエのガウンのひもへと伸びる。


唇をあわせたまま、しゅるりと軽やかな音を立てて、腰紐がほどかれていく。


白い夜着の襟もとのリボンをき、ボタンを外し、前あわせを左右に広げると、白く豊満な肢体があらわになった。


フェルディナントは、なめらかなマリエの肌に手を這わせ、背中に腕をまわして抱き寄せる。


マリエの豊かな乳房が、たくましい胸板に押しつけられ、たわんだ。


硬くなった乳首が擦れて、甘い疼きが生まれる。


「……あ……っ……フェルディ……お願い……胸に、触って……」


首筋に吸いつきながら、フェルディナントは二つの膨らみをわしづかみにして、揉みしだいた。


「ひっ! ……い、痛いっ!」


マリエは悲鳴をあげた。


ただでさえ大柄な男性の、それも剣を振りまわす軍人の力では強すぎる。


「大丈夫か? すまなかった。つい……」


フェルディナントの手が、ぱっと離れた。


「だ、大丈夫ですわ」


いまの彼は、初夜のときのように無理やりに事を進めたりはしない。


「……フェルディ、あなたは軍人ですから、普通の男性よりも、ずっと力が強いのです。ですから、もっともっと弱い力で、やさしく触れてください。こんな感じで――」


マリエはシャツのうえから、フェルディナントの胸に触れた。


手のひらに少しずつ圧を加えながら、盛りあがった胸筋をたどるように動かす。ぽつっとした小さな突起を見つけると、指先でやさしく引っ掻いた。


「う、うっ……」


フェルディナントが、かすかにうめく。


「男性でも、ここはわたくしとおなじように、感じるのですね」


ふふっと笑って、マリエは何度も、その胸の尖りを引っ掻く。


「マリエ……!」


たまらなくなったのか、フェルディナントはいきなり、マリエの乳房を持ちあげて吸いついた。


「……あ、ああっ――」


胸の頂きにある、茱萸ぐみに似た敏感な部分を軽く噛まれ、吸いあげられる。



丸めた舌の先で突いたり、舌の腹で舐めまわしたり、押しつぶしたり、捏ねたり――フェルディナントはあらゆる手段でマリエをたかぶらせていく。


「……はあ……う、うっ……」


フェルディナントは、たしか童貞だったはず。いったいどこで、いつの間に、こんな愛撫を覚えたのか――。


マリエは身をよじって、快感を与える唇から逃れようとする。
が、フェルディナントのそれは、どこまでもまといついてきて、離れようとはしなかった。


「……んっ、ふ……あっ、ああ……フェルディ……」


鼻にかかった甘ったるい声は、自分が発したものだとは思えない。


下腹の疼きはますます強くなる一方で、さらに重たくて熱い何かが、脚の奥に溜まっていく。


音が聞こえるほどきつく吸い立てられると、何もわからなくなってしまいそうだった。


気持ちがいい。もっと……もっと吸ってほしい。


「――胸をこうされると、そんなに気持ちいいのか?」


フェルディナントに訊かれた。


「……は、はい……とても……気持ちいい、です……あっ、ああ……!」


指の先でぴんっと頂きをはじかれ、ふたたび、口に含まれる。


口のなかで乳首を転がしながら、フェルディナントはマリエの白い夜着の裾を割った。


さりげなく腰を浮かせて協力したマリエは、ぎゅっと眼を閉じる。


(ああ……見られてしまう……)


裾を捲りあげられ、太腿があらわにされた。


腰の前後を覆っただけの簡素な下着など、あっという間に取り去られてしまい、秘部が剥き出しになった。


もものつけ根に、フェルディナントの指が触れる。


「見ても……いいか? マリエ」


うなずくと、彼は膝に手をかけた。


マリエの白い脚が、左右にゆっくりと割り開かれていく。


太腿のあいだの秘めやかな谷間が、ぱっくりと口をあけ、空気にさらされた。


それだけでも恥ずかしいのに、追い打ちをかけるように、フェルディナントの蒼い眼が舐めるように見つめる。


「ああ……」


マリエの口から、羞恥とも恍惚ともつかない声が漏れた。


「美しいな……らんの花のようだ」


彼はそう言って、じっとマリエの秘所を見つめる。


「フェ……フェルディ……あまり、見つめないでください……は、恥ずかしいので……」


「恥ずかしい? こんなに美しいのに――?」


「あっ――」


フェルディナントの指先が、マリエの、男性を受け入れる部分にそっと触れた。


彼は、撫でた指をマリエの眼の前に持ってくる。透明な液が光っていた。


「蜜があふれているぞ。本当に、花のようだな」


「――そこに、フェルディ……あなたの身体の一部分が……入るのです」


羞恥を噛み殺して、マリエは告げる。


「こんな小さな、狭い場所に? 大丈夫なのか?」


「出産のときには、赤ちゃんが通るのですから……ご心配にはおよびません」


息を呑む気配のあと、真剣な表情でフェルディナントが訊いてくる。


「指を――入れてもいいか?」


「……はい」


返事をすると、つぷっ、とかすかな音がした。


フェルディナントの長い中指が、マリエの蜜壺に沈んでゆく。


「ああ――」


指のつけ根まですっかり挿入してしまうと、おそらく無意識にだろう、彼は曲げた指先で膣壁を擦った。


その指先が、偶然、マリエの性感に触れる。


「あっ……!」


身体がびくん、と小さく跳ねた。


「ここも……気持ちいいのだな?」


ふたたび、おなじ場所を撫でられる。


長くてかたちはいいけれど、関節の目立つ男っぽいフェルディナントの指が、前後にゆっくりとすべっていく。


指の関節が膣壁に当たるたびに、快感で背中がぞくぞくした。


「……あ、フェルディ……指を……指を、増やして……」


フェルディナントの、二本めの指が差し入れられた。


拡げられる違和感はあるものの、濡れた内襞は、二本の指をすんなりと呑み込んでいく。


増えた指は、先ほど探りあてたマリエのい場所を正確に見つけ出し、擦り、押しあげた。


「――あ……?」


フェルディナントが、妙な声を出した。


「いま……そなたのここが、締まったぞ。あ、また……」


マリエは顔をそむけ、フェルディナントの顔を見ないようにしながら言う。


「女性の身体の内部は、感じると狭くなります。痙攣するように動くことも……」


「それは、なぜだ?」


「男性の子種を、確実に得るためだとか。そこが狭くなって締めつけが強くなれば、男性に快感を与えることができますし……その結果として、精を受けられますから」


「なるほど。女性の身体というのは、よくできているものだな」


そう言うと、彼は、すっと指を抜いた。


「――あ」


体内から出ていく指を追いかけるように、マリエの腰がはしたなく動く。


「ここは? ここも感じるのか?」


「ひっ……!」


淫裂の先端にある肉の芽にいきなり触れられて、マリエの腰が跳ねた。


「――感じるのだな」


ちろりと赤い舌先をのぞかせて、彼はゆっくりと唇を舐めた。


そのようすの艶麗えんれいさに、マリエはぞくりとする。


妖しい感覚を刺激され、さらに性感が高まったところを、フェルディナントの指が追い詰めるように動いた。


すっかり膨らんで反応している肉芽を二本の指で挟み、擦り立てる。つぎに、男性器を受け入れる場所のすぐ近くにある一対の花びらを、一枚ずつ交互につまんでなぶった。


「……あっ、んん、んっ……ああーっ!」


マリエは身悶える。


「ひどく濡れてきたぞ、マリエ……びしょびしょだ」


蜜口、二枚の花びら、そのうえにある敏感な突起――揃えた二本の指で、それらを往復しながら擦っていたフェルディナントが言う。


彼が指を動かすと、くちゅり、くちゅっと淫猥いんわいな水音がして、マリエの身体のなかから、さらに蜜があふれ出た。


「――うぅ……」


フェルディナントが、かすかにうめいた。


「……ど……どう、なさったの……?」


息も絶え絶えになりながらマリエは訊く。


「どうすればいいのだろうか、マリエ……こんなことになってしまっている」


マリエの手を取ると、フェルディナントは自分の股間に触れさせた。


(なんて、大きい……)


彼の剛直は、着衣の布を突き破らんばかりにそそり立ち、いまにも弾けそうにみなぎっている。


太くて、長くて、マリエの小さな手では握り込むことはできそうになかった。


おまけに、硬い。


フェルディナントの下であお向けになっていたマリエは、上体を起こすと、


ちあがった逸物いちもつのせいでぴんと張ってるした穿きに手を伸ばした。


紐をほどき、思いきって引き下ろす。


跳ねるように飛び出した彼の雄芯は、想像以上に立派なものだった。


天を突いて屹立きつりつするようすに、マリエは驚いて眼を見張った。


フェルディナントの身体の大きさを思えば、男性の象徴がそれに見あった質量なのは、ごく自然なことだ。


しかし――。


(……わたくしの身体で、受け入れることができるのかしら……)


一抹の不安が、マリエの脳裏をよぎる。


けれど、生きもののようにぴくぴくと動いている彼の雄芯を見ていると、不安よりも愛おしさや、体内に挿入して感じたいという気持ちのほうが勝ってくる。


(怖い……でも……やっぱり抱かれたい……)


彼に触れられて、女の悦びを知りたい。


本当の意味で妻になり、大切にしてもらいたかった。


欲望の疼きに逆らうことなく、マリエは、フェルディナントの男の象徴にそっと手を添えた。


「フェルディ……あなたのもので、わたくしの、この場所を埋めてくださいませ」


そう言って脚を開き、天を向いていきり立つ立派なそれを、みずからの蜜口に導いた。


先端をあてがい、ぐっと押し込む。


「う……っ」


先端部分がわずかに沈むと、フェルディナントは小さく声をあげ、腰を進めた。


秘所にあてがわれた剛直がずぷりとマリエの内側にい込み、ゆっくりと侵入してくる。


「……あっ」


マリエも声をあげた。


先ほど眼で見たときよりも、こうして受け入れたときのほうが、はるかにその大きさを実感したからだ。


(……やっぱり、大きい……)


限界まで拡がった蜜口が、びりびりと痛んだ。


半分ほど受け入れても痛みはなくならず、引きれたような違和感が続く。


「……う、ううっ」


噛みしめたマリエの唇から、声が漏れた。


フェルディナントの動きが止まる。


「痛いのか?」


「少し……でも、大丈夫……」


そう言って耐えるマリエを見おろす顔が、わずかに曇る。


動きを止めたまま、フェルディナントはマリエを抱き寄せた。


額に、頬に、軽くキスを落とし、乱れた髪を整えながら、やさしく頭を撫でてくれる。


(あの初夜の荒々しさ、冷たさは、何だったのかしら――)


あまりの落差に、マリエはとまどった。


が、彼が変わってくれたことは、理屈抜きで素直に嬉しい。


そのとき、フェルディナントの腰が、ねじるようにわずかに動いた。


「すまない、マリエ……もう、我慢できそうにない……」


秘所に半分埋まったままの雄芯が、さらに質量を増したのがマリエにはわかった。


それが何かをねだるように、どくどくと脈打っているのも感じる。


「来て。動いてください……フェルディ。わたくしは、大丈夫ですから」


切ない表情で息を吐いたフェルディナントは、シャツを脱ぎ捨てて全裸になった。


上体をかがめて、覆い被さってくる。


マリエは両腕を伸ばすと、身をかがめてくるフェルディナントの首に巻きつけた。


発達した筋肉で被われた背中から腰にかけて、片手をすべらせてみる。


鍛えあげられた腹筋は、綺麗に割れていた。引き締まった硬い肌は適度な弾力があって、なめらかだった。


なんて美しい、男らしい身体だろう。


太い腕や太腿、よろいのように全身を覆う筋肉は、身体の小さいマリエとはまるでちがう。


背中のごつごつした筋肉を楽しむように撫でていると、すべり落ちてきた金髪がひと筋、彼の顔にかかった。


フェルディナントはうるさそうに金色の髪を掻きあげると、ふたたび、腰を進めた。


「……うっ……あ、ああっ……」


太い屹立が、濡れたみつひだを、強引に拡げていく。


やがて、その屹立は根もとまですっかり収まり、マリエの内部をみっちりと満たした。


小柄なマリエと長身のフェルディナントでは体格差があるので、こうして根もとまで押し込まれたまま身体を密着させると、自然に首にぶら下がるような体勢になる。


奥に当たっていた剛直が、突然、引き出された。


その反動となごり惜しさで、マリエの背中がそり返る。


「やっ……あ、あっ……ん……」


「ああ……マリエ……!」


フェルディナントはマリエの両足を軽々と肩にかつぎあげると、ふたたびシーツに押し倒した。


そして、ゆっくりと抽挿ちゅうそうを開始する。


彼は動きながら、自由になった両手でマリエの豊満な乳房を揉み、尖った乳首を弄ぶ。


「……ああっ……やっ……ああん……あっ……!」


フェルディナントが腰を深く送ると、彼の恥骨が、開かれたマリエの秘裂に密着した。


動くたびに、硬く膨らんで敏感になった陰核いんかくを押しつぶし、擦りあげる。


ちつへきにある快楽の泉、胸の尖り、陰核へと同時に与えられるの三つの刺激は、まるで拷問のようにマリエを責めさいなみ、悦楽の高みへと押しあげてゆく。


すっかり愛の蜜で潤ったマリエの内側は、フェルディナントの雄芯を美味おいしそうに呑み込み、容赦なく絞りあげた。


「……くっ……いい……マリエ……すごく、締まる……」


「あっ、ああっ……! フェルディ……! わたくし、もう……おかしくなりそう……!」


抽挿が速くなるにつれ、繋がっている部分が卑猥な音をかなではじめた。


――ぐちゅり。くちゅっ。ぴちゃっ。


耳をふさぎたくなる。


恥ずかしくてたまらないのに、不思議と、マリエの身体の熱と疼きは増してゆく。


もっと淫らな音を聞きたがっているかのように――。


眉間に皺を寄せたフェルディナントが、腰を奥まで突き入れ、ゆっくりと引く。


もどかしい疼きをマリエに与えながら、緩やかな抽挿が続く。


「あーっ、ああっ……!」


たくましい性器で自分の秘所を拡げられ、掻きまわされ、突きあげられる感触を、乳首と股間にある肉芽を擦られ、刺激される感覚を、マリエは堪能していた。


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