書籍情報

御曹司からの子作り依頼は計略!?~身体を芯まであたためて~【書き下ろし・イラスト5枚入り】

御曹司からの子作り依頼は計略!?~身体を芯まであたためて~【書き下ろし・イラスト5枚入り】

著者:如月一花

イラスト:龍 胡伯

発売年月日:2021年2月26日

定価:990円(税込)

「素直に気持ち良いって言ってみろ。かおりが肉食なところも見てみたい」
生理不順に悩み通院中のかおり。上司のセクハラとパワハラを受けつつも係長として設計の仕事を頑張っていた。そんなとき、輝と偶然再会、子作りがしたいと言われて酔った勢いでセックスを。けれど、輝はかおりに対して結婚まで本気で考えていて、真剣に子作りをして欲しいと口説かれ、何度も身体を求められる。しかし仕事では駅前開発の長期プロジェクトを強引に任され、妊娠、育児どころではない。しかも輝との結婚も周りは許していないようで。

この本を買った人はこんな本も買ってます!

お取扱店

登場人物

◆美村かおり(みむらかおり)

28歳、建築部設計室係長 仕事一筋。建築物を見るのが趣味。冷静に仕事をし続け、アラサーまで処女を守ってしまう。生理不順に悩まされ、低血圧。輝に、セックスは良い運動だからと言われて身体の関係に。
◆西村輝(にしむらてる)

30歳。高級リゾートホテルを束ねる西村財閥の私生児。実父が輝の存在を知り、後継者へと画策。利権争いに勝つ為、子作りをすることを命じられる。頭の回転が良く、かおりのことは昔から気になっていた。

立ち読み

プロローグ


 


「あっぁぁあ!」


シティホテルのスイートルームの一室、ダブルベッドの上で美村(みむら)かおりは裸のまま足を開脚して身悶えていた。


丸見えになった秘丘に、幼馴染の西村(にしむら)(てる)が顔を埋めて舌を淫靡に蠢かせている。長身の彼が小柄なかおりの前に屈んでいるだけでも、淫靡さが増している気がした。会っていなかった間に、輝はすっかり大人になって、その鋭い眼差しにすっかり心は射貫かれている。


ぐちゅぐちゅと音を出して秘玉を舐められると、かおりはあられもない声をあげて腰をくねらせた。


「そこっ……やぁ!」


「蜜が溢れているじゃないか。欲しい証拠だ」


「ちがっ……ちがっ……輝が舐めるからっ!」


「かおりは気持ちいいとこんな風になるんだ。それとも、相手が俺だからかな?」


「ち、ちがうのっ」


そう言ったものの、輝との偶然の再会には淡い期待を抱いていた。


だからこんな風に一晩だけの関係でもいいと思えている。


なのに、輝はねちねちと丹念に確かめるように、蜜玉を転がして遊んでいるのでたまらない。


「ひあっ!」


腰が浮いて、かおりは逃げるように身をくねらせる。


「もうイキそうかな」


「お願い……はずかしいのはやめて……」


かおりが懇願すると、輝は驚いたように目を丸めた。


「へえ。あんまり経験なしとか。まだまだ足りないと思ったのに。恥ずかしいなんて」


輝は嬉しそうに口角を上げる。


かおりは困ったように苦悶の表情を見せた。


腹の奥がジンジンと熱を帯びていて、舌先が蠢いていたところが蕩けている。


「こんな……反則……」


「反則なんてしてない。かおりが蕩けてるから、もっと気持ち良くさせたいだけだよ。そんな顔見せられてほったらかしになんて出来るか」


「だ……め……これ以上……されたら……」


涙を堪えて懇願するが、輝は容赦なく舌を突き入れてくる。


「んっぁああ!」


背を仰け反らせて悦んでしまうと、もはやかおりの理性は決壊した。


腹の奥からとろとろと蜜が溢れて止まらない。


それを輝が丹念に舐め取っている。


「ひあっひあっ!」


「慣れてきたみたいだね。いい声でよがってる」


「ちが……これ……私じゃないの……ふぁっあっぁあ!」


「素直じゃないな」


舌だけでなく指先でも蜜玉を弄りまわされて、かおりは悶絶した。


輝の長い指先が丁寧に敏感なところを弄り、圧し潰してくる。


ぬちぬちと音を立て、唇は蜜を舐め取りかおりを堪能しているようだった。


「あっあっ!」


かおりは身悶えながら、自ら胸を鷲掴みにした。


「自分で弄るより俺がした方がいいだろう」


そういって覆いかぶさられると、先端を丁寧に捏ねられる。


「あっあっ……あぁああ!」


声が枯れそうな程に啼いてしまうが、輝は動きを止めることなく弱い部分を責め続ける。


先端がピンと尖ると、輝は舌先でも捏ねまわしだす。


「ああっ!」


「こんなに尖らせて欲しがってるくせにいらないなんて。かおりはいつでも素直じゃないな」


「こんな……ときに。そんな素直になんてなれない……でしょ……」


「なるんだよ。俺の前でだけ」


「え……」


いきなり言われてかおりは一瞬何を言われたのかと思った。


よくわからないでいると、先端がそのまま舐られ続ける。


かおりは嬌声をあげながら、次第に恍惚としてきてシーツを引いて逃げるしか出来なくなっていた。


秘玉を弄りまわす輝の指先は、突然ぬっぷりと蜜壺へと侵入してくる。


「あっぁっ!」


「なかもきつい。子作りには、もう少し慣れてもらわないといけないな、セックスに」


「な、慣れるわ……あっぁああ!」


(セックスがスポーツ……。本当にそんな風に割り切ってるの? 輝)


混乱した心を見透かされないように、かおりはこれでも必死だった。 


【セックスはスポーツみたいなものだから、子作りしよう】


売り言葉に買い言葉で、酔った勢いでしているこの行為に、身も心も蕩けている。


とてもスポーツとは思えなかった。


どちらかというと、心と心がひとつになる錯覚や恋心を抱かせる行為に思える。


男性だから感じ方が違うのだろうかと思っていたときだ。


輝の指先が激しく膣内で動き出した。


激しい水音がし始めて、ぐちゅぐちゅと室内に淫靡な音が響く。


かおりはいやいやと首を振りながら、ただ快楽に抗うしかない。


シーツをぎゅっと握り、たわわな胸を揺らしながら悶える。


指が増やされて一気に窮屈になって少しだけ痛みを感じた。けれどそれもつかの間で、ぬめりにまかせて指が往復し始めると、すぐに快感が増してきた。


「あっあっ!」


「素直に感じる身体じゃないか。二本咥え込んでも悦べるんだ。これからたっぷり仕込めるな」


「仕込む?」


「子作りにふさわしい身体に、だよ」


かおりは胸を高鳴らして潤んだ瞳で輝を見つめた。


こんなことをされ続けていたら、頭がどうにかなりそうだ。


少なくとも、仕事のことを忘れてしまうんじゃないかと不安になる。


ぬぷぬぷと何度も指が抜き差しされていると、内壁を擦られてたまらず身体を震わせて悦んでしまう。


先ほどまでいやいやと首を振っていたが、もう抵抗の言葉も言えなくなっていた。


「あっ……奥が疼いてる……輝……輝……」


「そういう時はもっとしてっておねだりするんだ」


「もっと……して」


言うがままに言葉にすると、輝はスラックスをくつろげる。


ベルトを緩める仕草は、かおりには新鮮だった。


男性がそれを取る瞬間を、大人になって見たことはなかった。彼氏が出来たこともないから、きっと輝の行動ひとつひとつが、心に刻まれていくんだろう。


ゴムを装着し、彼が腰を落とすと、かおりは「え?」と思わず声をあげる。


「子作りじゃないの?」


「子作りの前に、身体を慣らすのが先だろ。セックスはスポーツ。単純だろ?」


「う、うん」


そう言われて受け入れると、かおりの膣はゆっくりと押し広げられた。


激しい熱を受け入れると、かおりは息も絶え絶えにしながら輝の名前を何度も呼んだ。そして、もどかしい気持ちが湧いていることに、思わず蓋をする。


輝にとって、この行為はスポーツなのだから。


(このあとは製品版でお楽しみください)

お取扱店