書籍情報

偽りの令嬢~親友の代行で婚活したら御曹司に気に入られちゃいました!?~【書き下ろし・イラスト5枚入り】

偽りの令嬢~親友の代行で婚活したら御曹司に気に入られちゃいました!?~【書き下ろし・イラスト5枚入り】

著者:有允ひろみ

イラスト:蘭 蒼史

発売年月日:2021年11月26日

定価:990円(税込)

「その顔、たまらないな。もっといやらしい事をして理沙を思いきり乱れさせたい。……どう? 僕にそうされてみたい?」
和菓子屋の販売員である保坂珠美は、ひょんな事から資産家の父親を持つお嬢さまとして「帝都百貨店」の御曹司・葛城諒一と付き合いはじめた。嘘を吐いたまま彼に抱かれ、恋心と罪悪感に苛まれる珠美。早く本当の事を言って、諒一と別れなければ……そう思うものの、彼への想いはが募るばかりだし、身体はもう彼の愛撫を覚えてしまっていて……!?

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登場人物

◆保坂珠美(ほさかたまみ)

25歳。大手お菓子メーカー「鷹虎屋」販売員として「葛城百貨店」地下食品売り場に勤務。明るく誰にでも好かれるタイプだが、男性運がなくいつもつまみ食いされて終わっている。お年寄りに人気があり、私生活でも交流を持っている年配女性がいたりする。しかし、いつかきっと本当の王子さまが現れるに違いないと、恋愛には常に前向きだが。
◆葛城諒一(かつらぎりょういち)

35歳。大手百貨店帝都百貨店御曹司・現経営企画部部長にして次期社長候補。ハイスペックモテ男であるがゆえに、恋愛をファッションとしてとらえている女性ばかり寄ってきて、そんな中身のない恋愛しかしたことがない。それなりに短期間の恋愛を楽しんできたが、いいかげん美女や恋愛に食傷気味であり、どちらかといえば女性に対して否定的な感情を持っている(しょせん、自分に近づいてくる女性は地位と金目当て、など)。

立ち読み

プロローグ

「諒一(りょういち)さんっ……。ひぁんっ! あんっ……!」

柔らかな朝日が差し込む高層マンションのリビングで、珠美(たまみ)はラグの上に仰向けに寝そべった状態で声を上げる。

「いい声だね、珠美。僕は珠美の啼き声が大好きだ。……ほら、もっと聞かせてくれ」

テーブルの上には、ひんやりと甘いチョコレートムースが載った皿が置かれている。諒一がスプーンでそれをすくい、珠美の口の中に入れてくれた。

珠美は、身体には何ひとつ身に着けておらず、そばにいる諒一も一緒だ。

「美味しい?」

「はい、とっても美味し……ん、んっ……」

返事を終える前に唇にキスをされ、舌で口腔の中を丹念にまさぐられる。それが済むと、今度は多めにすくったそれを乳房の上に、たっぷりと盛られた。

「きゃっ!」

思わず上体を起こしそうになったけれど、せっかく諒一が買って来てくれたチョコレートムースを、床に落とすわけにはいかない。

珠美は、頬を染めながら自分の胸元を見つめた。そうしているうちに、体温のせいで、チョコレートムースがだんだんと形を崩し、とろとろに溶け始める。

「あっ……ムースが――」

珠美がそう言うが早いか、諒一が乳房を伝うそれを舌で舐めとった。そして、微かに頷きながら、満足そうな表情を浮かべる。

「うん、確かにとても美味しいな」




そう囁くと同時に、諒一が乳房にかぶりつき、先端を舌で捏ね回す。彼の淫靡な舌遣いに、珠美は背中を仰け反らせて喘いだ。

「あんっ……諒一さん……。あ……ああああんっ!」

諒一が珠美の上に覆いかぶさり、本格的に乳房を愛撫し始める。

「珠美の胸は、本当に可愛いね――」

ピンと硬くなった乳先を甘噛みされ、音を立てて吸われる。

「すべすべした肌も、柔らかなお腹も可愛い。どこもかしこも可愛くて、大好きだよ」

辺りにチョコレートムースの香りが漂う中、諒一が甘い声でそう囁いてくる。彼の唇が徐々に下半身に向かって下がっていき、臍の下で止まった。

「珠美は僕にとって、世界一甘くておいしいスイーツだよ。いくら食べても食べたりないし、四六時中口の中に含んで、舌で転がしていたいな」

話している間に、諒一の唇が徐々に下半身に向かって下がっていく。

珠美は彼の声に聞き惚れながら、うっとりと目を閉じて腰を捻る。彼の唇が両方の骨盤を巡り、左脚の付け根で止まった。

「特に、ここ――僕のものを待ちかねて、すぐに濡れる珠美のここが本当に大好きだ」

諒一に両方の足首を掴まれ、そっと左右に広げられる。彼の目前に秘部を晒す格好になり、珠美は恥じ入りつつも悦びに唇を震わせた。

「あっ……ああああっ!」

硬く尖った彼の舌が、珠美の蜜窟の中に沈んだ。僅かばかりの挿入なのに、全身がとろけそうなほど気持ちがいい。

「珠美、中がヒクヒクしてるね。すごくいやらしいよ……。ほら、もっと淫らな格好をしてごらん。珠美ならできるだろう?」

「は……はい」

諒一に促され、珠美は頬を赤く染めながら両方の膝を腕で抱え上げる。そして、さらに深い挿入を期待して、瞳を潤ませながら指でしっとりと濡れた花房を押し広げた。

「珠美のここは、本当に素直だな。ほら、ここも、こんなに腫れてピンク色に染まってるよ」

彼の舌が勃起した花芽の先を、ちょんと突いた。

「あんっ!」

ふいにやって来た強い快楽に、珠美は小さく叫び声を上げた。膝を抱える手に力が入り、自然と秘所が上向きになる。

ものすごく淫らだし、まるで愛撫をねだっているみたいだ。

恥ずかしくてたまらないのに、珠美は今の姿勢を保ちながら自分を見る諒一の顔を見つめた。

それを見た彼が、にっこりと微笑んで、ペロリと上唇の端を舐めた。

「もっと舐めてほしいんだね? そうなら、正直にそう言えばいい。僕にどんなふうにしてほしいのかな? ちゃんと言ってくれれば、望みどおりの事をしてあげられるよ」

話し終えた諒一の口元に、魅惑的な微笑みが浮かぶ。薄く開いた唇の間から、濡れた舌先がチロチロと蠢いているのがわかる。

珠美は、その動きに魅入られたようになり、小さく頷きながら思ったままの言葉を口にした。

「も……もっといっぱい舐めてほしいです。わ……私、諒一さんに、いろいろな事をされたいです。もっと……もっと――」

諒一に、すべて暴かれてしまいたい。

トロトロに溶かして、ぜんぶ奪ってほしい――そう思うのに、何をどうしてもらえばいいのかがわからない。

今の気持ちを、どんな風に言い表せばいいのだろう?

珠美が自分自身をじれったく思っているのに気づいたのか、諒一が目を細めながら「そうか」と言った。

「珠美は、僕に自分のすべてを晒したいんだね? 僕に、ありとあらゆる淫らな事をされて、ぐちゃぐちゃになるまで抱かれたい――これで合ってるかな?」

そう口にする諒一の顔が、たまらなくいやらしい。

珠美は繰り返し大きく頷くと同時に、そんな事を願う自分を恥じて唇を噛み締める。

「いいよ。珠美が望むとおり、もっといろいろな事をして、珠美を悦ばせてあげるからね」

諒一が、そう言いながら珠美の太ももの内側を緩く齧った。

「あっ……」

珠美は小さく声を上げると、全身を弛緩させて諒一に身も心も委ねるのだった。

(この後は製品版でお楽しみください)

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