深夜。
春生(はるき)は静かに布団に入った。
小学一年生の息子の由生(ゆう)は隣ですやすやと寝息を立てている。
横になった春生は己のスウェットのなかへ手を潜り込ませた。
身体(からだ)が悶々(もんもん)として熱い。
下着のゴムをくぐり抜けてさらにその奥へと手を差し入れると、柔らかくて淡い陰毛の中心から伸びるほっそりした陰茎は、すでに半勃(だ)ちになっている。さわるとビクンと脈打って、さらに硬くなった。
「はあっ……」
思わず熱い吐息がもれる。
春生は軽く握って、幹をこすった。
(あ、あっ……)
ひどく気持ちがいい。
ひとこすりごとに、それはぐんぐんと上を向いていく。
せっせと手を動かしながら、春生はもう一方の手をTシャツのなかへ突っ込んだ。
平らな胸にぽつんと立った小さな芽。それを指の先でつまむ。
(んっ)
電流のような感覚が走った。小豆よりも小さかった芽が、一気に倍の大きさに膨らんで、陰茎同様に硬くなる。
春生はくりくりと動かした。
(ああっ、ぁん……)
疼(うず)きのような電流が走る。
子供が寝ているすぐ隣で、春生は陰茎と乳首をいじりオナニーを始めた。
(ぁっ、ぁっ、ぁあっ)
刺激には敏感なほうで、慣れた手淫でも陰茎はたちまち腹につくほどに反り返る。
(っん…、ん……)
人差し指で半分皮をかぶった先端をさぐる。
鈴口がもう濡れていた。
指の腹でその割れ目を、くりくり、と刺激する。
(ああっ……)
快感が走った。
(んーっ……)
乳首をこねくりまわしながら、陰茎の先端で指を小刻みに動かす。
(ぁあぁっ、あっ、ンんっ……)
小さな穴から少なくない量の粘液がとろりとあふれ出て指を濡らした。
(き、気持ちいいっ……)
腰全体が熱くなる。
(もっとっ……)
膝を立て、親指と中指で柔らかい皮を根元のほうへ引きおろす。普段、先端しか見えない亀頭が完全に露出した。
改めて丸い先端に指をあて、その腹で軽くこすった。
(んんんっ……)
思わずのけぞる。
むき出しの神経を直接こすられているような強烈な感覚。腰がびくんびくんとはねる。
淫汁も止まらない。先っぽはもうしとどに濡れている。
(してっ、もっとしてっ)