美色エリート上司と愛の秘め事【第四話配信】

【第四話】

著作:御上ユノ イラスト:小路龍流

 

案内された日本料理店は、銀座の細い路を複雑に入った場所だった。

筋状のシャンデリアが落ちるビルの吹き抜けに入って、鷹島はエレベーターのボタンを押した。どの店に行くのか分からなかったが、美久は、単純にワクワクした。

「まぁ、高級店でもないが、そこまで安価でもない。中堅といったところだな。地方から素材を直に仕入れしているから、味はちゃんとしてる。何しろ、この界隈は……百円そこらで買える菓子を五千円と言って売る場所だからな」

珍しく、鷹島は自嘲気味に笑った。

先ほどのカフェの前といい、鷹島は仕事の時よりもよく笑った。

会社では、上司の冗談に作り笑いをする社員が多い中、鷹島はどんな相手でも、本当に面白い時以外、笑うことはなかった。媚びた作り笑いを、軽蔑しているようにさえ思えた。

「そうなんですね」

美久は静かにエレベーターへ乗り込みながら、無難な返事をした。

「……白城君は、相手の話を、すぐに否定しないな」

「え?」

急に、自分の人間性へ会話の方向性を変えられ、美久はドキリとした。

「そうですかね……」

「重要な資質だ」

エレベーターがガタついて、日本料理店のある階へ到着した。

それほど広いわけではないが、その階は全てこの店舗が使用しているようだった。温かな間接照明に、壁に貼った青竹、通路中央の石畳の両端は、砂利が敷かれている。通路の端には苔むした鹿威(ししおど)しが、心地よい音を立てていた。

通路から続く店の入り口は、昔ながらの割烹の店を、そのままテナント内へ移築したような明治〜昭和初期の印象を与える門構えだった。戸の前には、鉢があり、小さな金魚が泳いでいる。お品書きの類は出ていない。いわゆる、回らない寿司屋、と、美久は理解した。

美久は高いものを食べて満足する趣味はないが、こういった『異空間』を感じる場所に来るのは好きだった。数十分前までは、都会の喧騒の中にいたのに、今は全く別の場所に立っている。しかも、ビルの中なのに、だ。

「不思議か?」

鷹島が長身を少し折って、のれんをくぐりながら言った。美久は素直に「はい」と答え、後に続く。

鷹島と美久が入店したちょうどいいタイミングで、女将が出てきた。くすんだ黄緑色の着物姿で、帯から下にエプロンをしている。

女将は、鷹島と顔見知りのようだったが、あれこれと詮索はせず、その辺のホステスより、よほど上品な立ち居振る舞いで、鷹島と美久を、奥の部屋へ案内した。

部屋の構成は料亭の個室に似ていたが、テーブルとイスの和洋折衷、通路側の柱間には襖ではなく御簾(みす)が垂れ、それを降ろせば個室にもなる仕様となっていた。他の客の気配は感じるが、目に入ることも、声が大きく聞こえてくることもない。

向かい合わせに座った二人の壁となる側には、鬼百合が飾られた床の間で、年代を経た飴色の横木が走っていた。

「少し狭いが、大丈夫か?」

キョロキョロする美久に気を遣ってか、鷹島が言った。

「……面白い場所ですね。私、こういうところ、好きです」

「それはよかった」

鷹島は表情を柔らげ、椅子の背に深くもたれた。

「夜職、これから出勤なのか?」

「え?」

美久は、鷹島に言われるまで、自分も先週はホステスの一人だったことを失念していた。

「いえ……違いますけど……」

そもそも、代打で体験入店しただけなので、今後、続けるかどうかも考えていなかった。

しかも、優有羽がいる。何度も出勤すれば、いずれ優有羽に知られるだろう。そうなっても構わなかったが、騒がれるのは面倒だった。それに、美久は鷹島のように、夜の仕事を少しも恥と思っていない、と、言い切れる経験値がない。

好きな相手の素行にはうるさい優有羽のことだ。何かを言われるのはともかく、極端な行動に出そうで、美久は夜職を続けることには嫌な予感しかしなかった。

「そうか、同伴かと思っていたが、違うんだな」

「どうはん?」

美久は、子供のように、その言葉を反復した。

「まぁ、その格好じゃ、さすがに同伴出勤には見えないな」

鷹島が含み笑いをして、きらりと眼を光らせた。その視線を受けて、美久は蛇に睨まれた蛙になった。

鷹島は自分の魅力を自覚して、惑わせるような緩急をつけた表情を見せるのだろうか。

あの日……タクシー乗り場まで見送る時、鷹島から、むせるような甘い色気と共に、どこか気怠い哀しみを抱えたバイブレーションを感じた。美久も素面ではなかったが、胸に抱いて、慰めたくなるような……鷹島に、そんな欲情を覚えた。

一方で、今は、美久と話すと屈託なく笑う鷹島がいる。子供っぽいわけではなく、好きな場所を紹介できて嬉しい、という素直な気持ちが滲んでいる。

鷹島という男性は、こういう感じの人だ、と、言い切れない底の深さがあった。

 

料理は、全て鷹島のチョイスにお任せした。

美久が、「鷹島さんが一番良いと思うものを……」と、伝えると、鷹島は、意味深に口角を上げた。

鷹島は、女将を呼び、一、二言話すと、彼女は、いつもの、といったように、にこやかな顔をして去っていった。

すぐに食前酒が運ばれてきて、二人は軽くグラスを上げて乾杯をした。口に運んだ食前酒は、適度に甘く、上品な梅の香りが鼻に抜ける。

「普段、お酒は飲まれるんですか?」

「外で飲むのはママのところだけだ。普段は家だ」

「家……宅飲みですか……」

意外ではなかったが、美久は思わず呟いた。

「白城君も家で一人の時は飲むクチだろう。一人の時は、な。杜君は弱いから好んでは飲まないだろうし」

美久は、優有羽のことを耳にして、反射的に眉根を寄せた。自分がしたその反応に戸惑い、すぐ美久は誤魔化そうと笑みを作ったが、鷹島には通じなかった。

「ふぅん……白城君と杜君は円満だと思っていたが……」

鷹島はそう口にしたが、本気かどうか、美久には分からなかった。

「円満……。円満って、なんでしょうね……」

美久は、グラスの脚を指先でいじりながら答えた。

「まぁ、少なくとも、一方的な関係じゃないってことだな」

鷹島は、先ほど、女将が降ろした御簾に目をやった。鷹島の瞳が、あの気怠い幕に覆われていく。

「悩んでるわけではなさそうだが、白城君にはしっくり来てないようだな。杜君は白城君が好きだと、他人の目にも分かりやすいが……。白城君は、答えがないように見える」

「答えがない、……まさにそれですね」

美久の心に、ストンとその言葉が府に落ちた。

「好きとか嫌いとかでは片付かない関係もある」

「……それって、だらだら続けてもいいものだと思いますか? ……その、鷹島さんの経験上……」

その言い回しは、鷹島へ気があるとほのめかしているようで、美久は少し自己嫌悪を覚えた。

「着地点がどこかによる」

鷹島は、食前酒を飲み干した。

顎を上げた時に見えた喉のラインに、美久はドキリとした。この場所に通されたタイミングだろうか、鷹島はすでにネクタイを少し緩め、シャツの第一ボタンを外していた。美久は、鷹島の顔ばかり凝視して、他に注意がいってない自分に驚いた。一刻を惜しむほど、他人の顔をじっと見るなど、初めての経験だ。

自分は、失礼なぐらい、露骨に鷹島を見ていると思った。普通の反応、少なくとも、優有羽だったら、視線に気づいて『どうかした?』と照れながら近づいてくるだろう。

だが、鷹島は、美久の一線を超えそうな視線を知りながら、追求はしない。そもそも、異性からの情熱的な熱い視線に、興味が薄いのかもしれない。

「着地点……、考えたこと、なかったな……」

「杜君は、まだ若い。若すぎるとも言える。……いや、気を悪くしたらすまない。以前、歓送迎会の時に、『結婚』について、杜君から質問されてな」

「え? 優有羽が?」

美久は、ぎょっとした。

歓送迎会等、部内イベントがあっても、社風的に酒に任せたドンチャン騒ぎをすることはない。だが、主役とコミュニケーションを取る為、途中で席替えをする暗黙の了解がある。

過去の歓送迎会の席順など覚えていないが、恐らく優有羽は、部長である鷹島の隣に座る機会があったのだろう。

「その時、僕は、君たちが特別な関係にあると、知らされなくても分かっていた。だから、ああ、そういう将来の話が『二人』の間で出ているんだな、と、思った。素直に杜君の話を聞く限りは。もちろん、杜君は、相手が君だとは、言わなかったけどね」

「……で、何と答えたのですか?」

美久の呼吸が浅くなる。焦りや怒りに近い感情かもしれない。知らないところで、自分の人生が操作されているようで、美久は強い反発を覚えた。優有羽は、美久との結婚を言外に秘め、鷹島に酒の席で相談していたのだ。

「僕は独り身が長いから、分からない、と答えた」

美久の激情を、そよ風のように受け流し、鷹島が答えた。

「……そうですか……、でも優有羽……いえ、杜さんは、納得しなかったでしょう」

「ああ、逆に、独り身でいる理由を聞かれたよ」

「……鷹島さんに、……失礼ですね」

美久は、怒りに震える目を伏せた。

優有羽に悪気が無いのは分かっている。だが、たとえ酒の席とはいえ、相手の触れてはいけない繊細な部分が分からないのだろうか。

「いいんだ、男同士、質問したい気持ちは何となくわかる」

美久は、気を落ち着ける為に、息を吐いた。

その時、御簾の向こうから女将が二人に声を掛けた。御簾が紐で吊り上げられ、漆器の盆に載せられた小鉢の前菜が運ばれる。女将が料理の説明を簡単にしている間、美久は鷹島の手元に、飲み物がないことに気づいた。

「鷹島さん、お飲み物は?」

「僕は水を」

美久の質問を、鷹島は女将にトスした。

女将は、美久の方をニコニコしながら見た。美久は、一瞬、戸惑った。鷹島が余計な口を挟まないので、美久自らの注文を待っている間であった。

「えっと……私は……」

先ほど、薄くて不味い紅茶を飲んだ後だ。室内で温かいし、冷たい飲み物でもいいと思えた。

「緑茶の冷たいのって、できますか?」

「アルコールなしで?」

「はい、氷入れてもらえますか?」

もうすぐ春とはいえ、ノンアルコールのアイスグリーンティーとは、なかなか無茶を言っているなぁ、と、美久は注文しながら思った。

「かしこまりました」

特別驚いた様子もなく、女将は御簾を下げて去った。

「大丈夫だ、多少の無茶振りは、むしろ店冥利につく。銀座ではな」

鷹島が、美久の気持ちを見透かし、小さく笑んだ。

注文を挟んだので、美久は少し気持ちの切り替えができた。

「すみません、なんか、変な話になってましたね」

「いいんだ、白城君の気持ちも理解した」

鷹島は、長い指先で、小鉢を斜めにして眺めた。まるで、雅を愛する平安貴族のような、世俗には縁がないといった風情だ。だが、実際は、美久の核心を知ったと、鷹島は態度で告げていた。

「理解……。私みたいな影の薄い人間を、理解だなんて、光栄です……」

皮肉で言ったのではなかった。

鷹島は、美久の言葉に、小鉢の角度を変える指を止めた。

「白城君、君は自分を、本気でそんな風に思っているのか?」

鷹島の口調も、諭すようなものではなく、単純に驚いた、といったニュアンスである。

「はい、思ってます……」

「理由が聞きたい」

「理由……」

美久は、個室を見回しながら、記憶を手繰った。

仕事自体が、営業として前線に立つ人間のサポートということもあるが、そもそもそれは、美久自身の生来の気質には何も関係がない。

下支えが得意、もしくは好き、というわけではない。かといって、先頭で旗を振れるタイプでもない。欲をいえば、一人でじっくりと向かい合える、職人のような仕事が向いていると思っている。そもそも一人で何かを黙々とするのが性に合っているのだ。その延長線上で、今の仕事をこなせている、といっても過言ではない。

だが一方で、その行動がグループやチーム単位に取り込まれると、途端に美久の存在は、『データをまとめる』『書類を作る』『会議室を予約する』だけの、感謝されているようで、本質的にされていない、影の薄い存在となる。『すでにしてあって当たり前』。そんな風だ。

グループが掲げる大目標の前で、美久の存在など、改めて気にかける人などいない。『フラットな社風』が売りの環境であっても、目的の為に、ガラスのピラミッドが形成されているなど、上の者ほど気にかけない。

だから、今となっては、優有羽に見染められて、好みではなかったけれど、淋しさが勝(まさ)って、関係に至ってしまったように思える。最初、優有羽は、自分を知ろうとしてくれる特別な人、と、思い込んでいた。だが実際は、自分を知ってほしかったのは優有羽の方で、……美久は、仕事の時にふと感じる、ザラリとした砂混じりの空気を、優有羽との関係でもまた、吸い込むのだった。

心が整理できた途端、美久は目に涙を滲ませた。

お互い視線を合わせてなかったので、美久は鷹島が気づいてないことを期待したが無駄だった。

鷹島は、人間の微動に人一番、敏感である。悠然としていても、周囲に張った高感度アンテナが、様々な音や感情を受信する。仕事中、何かに集中していても、誰かが用事があって近づいてくるのを超人的な感覚で知り得た。頭の後ろに目がついているという慣用句は物理的には不可能であっても、可能な人間もいる。それが鷹島だ。

「あの、自己憐憫とかじゃないんです」

美久は唇を噛んで、これ以上、感情が露わにならないよう、努力した。

「ああ」

鷹島は肘を突きながら、俯いた美久の艶やかな黒髪を陶然と眺めた。

美久の涙がポタポタと膝に落ちた時、鷹島は立ち上がった。ちょうど女将が飲み物を持ってきたところで、鷹島は御簾を横に避けて、それを受け取った。鷹島が雑に扱って歪んだ御簾を、女将は、淡々と直して戻った。

「白城君、飲んで、落ち着け」

鷹島は、金属ストローを、アイスグリーンティーに入れた。より冷たく飲めるよう、キッチンが配慮したのだろう。

しかし美久は、バッグからタオルハンカチを取り出して、目元を押さえたままだ。

鷹島は、しばらく腕組みをして、個室をゆっくりと歩き回った。できるだけ美久から視線を外し、以前、来た時に全て記憶した調度品を、改めて眺めたが、彼の目に、目新しい発見はなかった。

結局、個室を一周弱して、鷹島は、美久の側に戻った。

「せっかくの特別メニューだ。飲んで落ち着け」

鷹島は珍しく、同じことを言い、美久の頭にポンと手を載せた。

しかし、美久は、まだ感情が昂り過ぎていた。今、鷹島が自分に触れていることも、認識できていない。

鷹島は、載せた手を少し離し、美久の頭を撫でた。傷みのない艶やかな髪が、最上質な絹糸で織られた反物を彷彿とさせた。どんな巧妙に造られた化学繊維でも再現ができない、最高級品の手触り。吸い付くようなフィット感、しっとりと適度な水分を含んでいるのに、サラサラときめ細かい。特にそういう品こそ、想像以上に保管が大変なのだ。

「あ……」

美久は、人前で感情表現するのが慣れていない。泣くのを止められなくなった時、意識が一瞬、どこかに飛んだ。数分か数秒か、美久には定かではなかったが、頭を撫でる重量が、美久を現実に引き戻した。

「さぁ、飲んで、落ち着いて」

美久の口元に、銀色のストローが寄せられた。そう言われたのが三度目だと気づかず、美久は冷たいそれを指先で摘み、口に含んだ。冷たくて、香ばしい茶が、喉を通り過ぎた。

鷹島は、個室の中をブラブラと歩いて、自席に座った。鷹島を困らせたかもしれない、と心配になったが、鷹島は二秒ほど目を瞑って、何か考えごとをした後、自分が注文した水を飲んだ。

「すみません……」

美久は、声を揺らさないよう、小さく言った。

「問題ない。むしろ、白城君を知れて良かった。まぁ……泣かせたのは僕の言葉のせいだな。すまない」

「いえ、鷹島さんのせいとか……じゃ、全然なくて……」

言い掛けてしゃくり上げそうになり、美久はまた飲み物を飲んだ。先ほどは気づかなかったが、緑茶の中に、芳ばしい抹茶の風味も入っている。

「急いで返事をしなくていい、落ち着いたら喋れ。そして気が向いたら食べろ」

鷹島は、椅子へ深く座り、美久の息が整うのを、悠然と待った。彼は、何かを待つというのが、苦ではないようだった。

 

美久は、自分の顔を店の鏡に映した。皮膚の薄い目の下に、クマができていたが、化粧は崩れてない。美久は目と鼻へ粉を軽くはたいて、唇に色付きリップクリームを一往復させた。

個室の雰囲気を一度変えようと、美久は化粧室へ立った。いつもなら、バッグの中にある化粧ポーチとタオルハンカチだけを持っていくのだが、動揺していた為、バッグ・イン・バッグごと持ってきてしまった。中には、化粧室で関係のない充電バッテリーや、イヤフォン、財布まで入っている。だが、携帯用ミニヘアブラシが入っていたのは良手だった。

美久は、泣いた後の、少しぼーっとした頭で、髪にブラシを通した。鷹島の前で涙を見せてしまったことに、罪悪感を覚えた。

(まるで、仕事が不満で、鷹島部長にここぞとばかり、愚痴ったみたい……)

仕上げに前髪を直そうと、腕を上げた時、頭頂部に残る熱を感じた。

(そういえば……。鷹島部長、私の頭に……手……。撫でてくれてた?)

美久は、頭に手を載せて、触れられた記憶を辿る。

下を向いていたのではっきり覚えていないが、確かに鷹島が側に立っていて、頭を撫でて慰め、さらに飲み物を差し出してくれた。

数秒、時間軸を整理したのち、美久は顔から火が出そうなほど、恥ずかしくなった。

(すごい迷惑なことしちゃった……。酔って絡んだのと同じじゃない……)

美久は天井を仰ぎ、化粧室の洗面台の前をうろうろした。

(私ってば、もう最悪……)

主要な荷物は、今、手元にあるし、このまま帰ってしまおうかという衝動にも駆られた。だが、それも恥の上塗りに加え、この店での鷹島の評判を落とすことになる。

しかも、自分から食事に誘っておいて、さすがにそれはない。

美久は手を洗って、化粧室を出た。

化粧室は、店の奥まったところに位置していて、通路へ出ると、ちょうど女将が、別の客のボトルを片付けていた。彼女は、化粧室から出てきた美久に気づき、にこやかに会釈をする。

その時、ふと美久は、あることを思い立った。

普段は、何か考えても、行動に移すタイプではない美久である。しかし、時に、突然、閃いたことを即実行することもある。

「あのう……」

美久は、女将に近づいて声を掛けた。

 

〈第五話へ続く〉

美色エリート上司と愛の秘め事【第五話配信】

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