ポンコツ魔女です、清純派騎士様を強制発情させてしまいました!?【第五話配信】

【第五話】

 

著者:百門一新 イラスト:龍 胡伯

 

同じことをしてしまうわけにはいかない。だから念入りに掃除もして、媚薬の材料になるものだって全て処分したのだ。

「同じことをしないために、ね……」

反省が伝わるようアリエルが語ったら、ルシアンが物憂げに呟く。

「君にしては行動が早いですね」

「さっきも言ったけど反省したの。その……ルシアンにとても悪かったと思ってるし」

「なんだか誤解させてしまったみたいですね。僕は怒っていませんよ」

「そうなの? それと併せて後悔もしているんじゃないかと思って――」

その時、彼の手がアリエルの顎の下を包んだ。大きな手の温もりに驚いて口をつぐんだら、ルシアンが動く気配がした。

「僕は、同じことになっても構わないのですが」

「へ? あっ」

アリエルのふわふわとした髪が、ルシアンの癖のない髪と交わる。

頬に、彼の柔らかな唇を押しつけられていた。

甘酸っぱいような感覚が込み上げ、思わず身を竦める。すると、戸惑い動けなくなったのを機に、頬から顎にかけて、ルシアンは続けてキスをしてきた。

唇が滑っていく感触に官能的な雰囲気を感じ、戸惑いつつも震える。

「ル、ルシアン……? あっ、ン」

ちゅう、と首に吸いつかれて鼻にかかった声を出してしまった。

「可愛い声ですね。この前のこと、思い出したんですか?」

「ち、ちが」

慌てるが、彼の腕はびくともしなかった。

ルシアンがアリエルの襟に指をかけて引っ張り、首の根にも口づけた。ペロリとあやしげに舐められ、彼の言葉につられてこの前の快感を思い出してしまう。

こらえた吐息を細く吐き出したら、湿っていた。

「君の声も、肌も、どこもかしこも甘いですね」

そんなことを言われて、より戸惑う。

この状況も突然のことで、アリエルはどうしていいのか分からない。

(ルシアンがすごく変だわ……ハッ、まさか!)

先日、気化した煙が作用するという強力な強制発情剤が偶然できた。

ベースになっていた媚薬の効能がきちんと現れたことを考えると、同時に最強の媚薬でもある可能性が脳裏を過ぎる。

(彼は『甘い香り』と言っていたし、まだ効果が続いているってこと!?)

アリエルは動揺した。

媚薬に関しては、一回限りのものとして作ったはずだった。けれど、複数の魔法薬と混ざってしまって、視界がピンク一色になってしまうほどの強い調合反応まで出た。

とすると、一回限りという常識を覆す代物に仕上がったのか。

(彼の様子が変だったのは、私といることでまた媚薬効果が出始めたから……?)

その線がかなり強い気がした。

忙しく動いていたのも、彼なりに気を紛らわそうと頑張っていたのかもしれない。

そう考えると、この腕をほどけなくなった。幸いなのは、媚薬効果の対象が今のところアリエルにだけ反応しているということだ。

「アリエル、君がほしい」

低い美声で熱っぽく囁かれ、ドキッとする。

一瞬、『ほしい』と言う言葉を真に受けそうになった。彼は媚薬でおかしくなっているだけで、アリエル自身を求めているわけではない。

それなのに、ルシアンにそう言われたら嬉しいだろうな、と想像した自分を恥じた。

出会った時からずっとアリエルを見放さなかった優しい人。けれどそれは見守り的なもので、特別な意味なんてなくて。

(やっぱり、媚薬の反応が出ているんだわ)

抵抗を躊躇していると、余裕もない様子で目の前の扉に押しつけられた。

「あっ」

ローブの前から、服越しに胸をまさぐられる。たくしあげるようにスカートの上から太腿をまさぐられて、アリエルはかぁっと赤面した。

熱い吐息。高い体温。より強く密着したことで、お尻あたりにあたる固くなったモノにも気付いた。

「んんっ。ルシアン。もしお客さんが来てしまったら」

大きな手で胸を揉み解されて、早急に自分の吐息も甘くなっていくのを感じた。

彼が媚薬でつらくなっているのなら、アリエルも付き合うつもりはあった。普段の彼らしからぬ行動をさせているのは、自身が起こした一件のせいだから。

「声を聞かれなければバレません。聞かれてしまえばいい、とも思いますが」

「えっ、な、なんで」

「君に気がある男達を見ると、腹が立ちます」

ローブを下に落とされ、開かれた襟から肩を噛まれた。

「あん……っ」

甘噛みだったが、立てられた歯から甘い痺れが腰まで走り抜けた。

弛緩するのを見計らって、急く手つきで彼が太腿の間を探る。いつの間にか胸元まで開けられたシャツの中へ大きな手が滑り込み、アリエルの豊かな胸を握った。

「あぁっ……あ……ああ……」

乳房の形を変えられながら、先端を指先で刺激されてぞくぞくする。

ルシアンの求めに対して、足の間が濡れてくるのを感じた。

けれど直接触れられている胸と違って、下は厚地のスカート越しだ。だんだん触られている感触に物足りなさを覚えてくる。

「アリエル。僕が支えますから、足を開いて」

察したみたいに耳元で甘く囁かれて、アリエルは彼の言葉に従った。

扉に寄りかかる身体を支えるようにアリエルの腹へと手を回すルシアンは、スカートの中の秘められた場所へともう一方の手を差し入れる。

そこは熱く湿っていて、彼の指が触れるとじんっと内側から蜜をもらした。

「は、あ……ッ」

薄い下着の上から秘所を撫でられ、びくんっと背を震わせた。

ルシアンが髪に顔を埋め、しなったアリエルの首の後ろに口付けた。

「アリエル。アリエル……」

うわごとのように名前を呼ばれて舌を這わせられる。彼が抱く腕に力を入れ、急く仕草でアリエルの花園をひっかくようにこする。

「あ、あっ、だめ、そんなに急いだら」

アリエルは、官能に翻弄され涙を浮かべた。あっという間に彼女の蜜口は潤い、下着を濡らしてくちゅくちゅと水音を立てる。

膣壁が、何かを締めつけたいといやらしくうごめき始める。

どんどん快感が積もって、ひくひくっと蜜口も震えた。

「ん、やぁ、もうっ……んんぅ!」

奥で軽く快感が弾けた。

腰を震わせていると、ルシアンの手が濡れた下着の内側へと滑り込んできた。

「あっ……ン」

そこは、すっかり柔らかくなっていた。彼は溢れた蜜を指ですくい、花弁に添って撫でる。今にも彼の指が入ってしまいそうだ。

その時を身構えていると、ルシアンがくぷりと中へ押し入ってきた。

「ああ、中がすごく熱いですね」

達したばかりで敏感になっている蜜壺の中を、ルシアンの指がぐちゅぐちゅとかき回す。

「やぁっ、すぐは、だめ……あっあ、感じちゃう」

激しくって、よくて、くらくらした。気持ちよさと恥じらいでどうにかなりそうだ。

その時、外から聞こえた物音にアリエルはビクッとした。

「あれ? 休憩中かぁ」

近付いてきた足音が、段差を上がったところで止まる。

すぐ、扉の向こうに男性客がいる。

押しつけている手でもうっかり滑ろうものなら、気付かれてしまうだろう。声だって絶対聞こえてしまうと想像して、アリエルは息を潜めた。

すると、少しだけ止まっていたルシアンが、再び指を動かし始めた。

「ル、ルシアンッ」

声を潜めつつ肩越しに目を向けたアリエルは、熱を孕んだルシアンの黄金色の瞳とぶつかって心臓がはねた。彼は強がった笑みさえ浮かべている。

『聞かせてやればいい』

そう先程言われた言葉が蘇った。

「だ、だめよ、そんなの」

そう訴えたが、彼は悠々と甘く囁いてくる。

「大丈夫。君が声を我慢すれば、聞こえないですよ」

「でも、自信がな、あんぅ……っ」

そんな意地悪なことを言われた次の瞬間、蜜壺を押し広げるように指を出し入れされた。

くちゅくちゅと指で突かれる。中がカッと熱くなって、下腹部から快感が込み上げた。じっとしていられなくて、熱を逃がすように腰が持ち上がる。

(いやだ、まるで彼の腰に押しつけているみたいな……)

突き出す形になった尻に、彼の硬くなった男の欲望があたっていた。

「いけない子ですね。もうほしいんですか?」

「そっ、そんなんじゃない。ンッ」

ルシアンは指の動きをゆるめてくれなくて、蜜が奥からどんどんかき出される。

溢れた愛液が、太腿を伝い落ちていくのを感じた。

(やだ、もう声を抑えられないっ)

アリエルは、羞恥と快楽に震えた。

その時、扉の向こうから男性客の溜息が聞こえてきた。

「アドリーおじさんも、忙しそうだと言っていたしな。もしかしたら薬草を取りに出掛けているのかもしれないし、また明日来るか」

そんな独り言が聞こえたかと思ったら、足音が遠ざかっていった。

ホッとした途端、熱を持った耳に口付けられた。

「よくできました」

「ルシアン、あなたったらっ」

「でも君だって、緊張感が気持ちよかったみたいですね。僕の指をすごく締めつけていた」

低い声で指摘されて、アリエルはかぁっと赤くなった。

知られてしまったらという状況の中で、すぐにでもイキそうになる快感がせり上がってくるのは感じていた。

だから、声を出したくて、たまらなくなって……。

アリエルは、不意に指よりも大きなものが秘裂を押し開くのを感じた。

「えっ。あっン、待って、これ、んんー!」

収縮する膣道をじゅくりと進んできたのは、指よりも大きな彼の欲望だった。膣壁をこすりながら、ペニスの竿先が膣奥まで押し込まれる。

「ああ……あぁ、なんでこんなに、気持ちいいの」

アリエルは、奥まで収まった熱棒にぶるりと身体を震わせた。

「入れただけでイくなんて、よほど待たせてしまったんですね」

軽く達したことなんて、彼にはバレバレで恥ずかしくなる。

「ほら、僕のモノをあっさり呑み込んでる」

達してきゅうきゅうに締まる蜜壺を、ルシアンが自身でこすり始めた。ゆっくりと感じる動きが、ぞくぞくとした快楽を与えてくる。

「あぁっ、あ、待って、すぐ動かないで」

「じっとしていろと言われる方が無理ですよ。はぁっ、ねだるみたいに締めつけられて、理性が飛びそうです」

ルシアンが腰を振る。それに揺すられて、シャツからこぼれたアリエルの胸も揺れた。

「んっ……あっ……あ、っん」

奥からどんどん溢れてくる蜜で、次第に滑りもよくなる。

彼の肉棒を咥え込んだアリエルのそこは、つい先程達したのも忘れて貪欲に快感を拾った。

「ああっ、……あっ……あんっ」

奥を目掛けて打ちつけられ、子宮が期待するみたいに甘い痺れが走り抜ける。

後ろから自分を抱き締めているのが、あの誠実なルシアンだと思うと、余計に下腹部がきゅんっとした。

「アリエル、君が気持ちよさそうで僕も嬉しいです。僕も、すごく気持ちいい」

四肢が震えるアリエルを抱き寄せ、ルシアンがより激しく腰を振る。

激しく突き上げられて、きゅぅっと中が締まる。

彼がたまらず乱れたシャツを噛んで引きずり下ろし、背中にキスをしていく。その感覚も合わさって、強い快感の波がアリエルに押し寄せる。

「あぁぁっ、あぁ、あっ、私、もう……っ」

アリエルは、また絶頂を迎えるのを感じた。目がチカチカとした次の瞬間、ルシアンのペニスが子宮を強く押す衝撃に快感が弾けた。

「くっ」

 

この後は製品版でお楽しみください)

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