書籍情報

銀の姫は蜜月に愛を知る【書下ろし】

銀の姫は蜜月に愛を知る【書下ろし】

著者:豊田セリカ

イラスト:柚木かな

発売年月日:2015年06月26日

定価:972円(本体900円+税)

クリスタ王国の王女アンナは三つ山を超えた王国の王子と婚約をしていた。ある夜、部屋に侵入した山賊のジョージにさらわれ、そのまま山賊一味と暮らすことになった。ジョージはアンナを妻にしたいといい、最初嫌がっていたアンナだが、ジョージの人柄を知るにつれ、いつしか魅かれるようになる。アンナがジョージと結婚を考えるようになった頃、アンナの婚約者のいる王国ではクーデターがおこる。そしてアンナは、ジョージの正体に気がつく。

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登場人物

◆アンナ

腰までの長い銀髪に紫色の瞳をもつクリスタ王国のお姫様。三か月後に三つ超えた王国の王子に嫁ぐ予定だったが、山賊に連れ去られて山奥で山賊一味と生活を共にすることになる。
◆ジョージ

山賊の一味。茶色の髪に茶色の瞳をもち、剣術が得意である。仲間思いの男気溢れる男性で、上品な振る舞いはただの山賊とは思えない。

立ち読み

「力になりたいと思うなら、俺の妻になってほしい」 
ジョージは、真剣なまなざしをアンナに向けた。
「私たち会ったばかりだし…、すぐには」
そう答えながらも、アンナはジョージから目を離す事が出来なくなった。
キラキラと輝いている目に引きつけられてしまう。
この人の目に自分はどう映っているのか、とても気になる。
「君は、俺を見てドキドキしているんだろう」 
ジョージはアンナの両腕を掴んで、妖しげな笑みを浮かべた。
「そんなこと」
上から覗き込まれて、アンナは思わず視線をそらす。
考えてみれば、今までこんな至近距離で若い男性と向かい合う事などなかった。
「キスしたい?」
ジョージは、アンナの唇を指で優しくなぞった。
「あっ…」
驚きでうっすらと唇が開いたとたんジョージに唇を塞がれ、逞しい腕に抱きしめられた。
唇が触れるだけのキスではなく、口腔にジョージの舌が滑り込んできて中をかき回される。
こんな事は始めてで、アンナはどうしていいのか分からなかった。
舌で絡めとられきつく吸われると濡れた音が鼓膜を打つ。
頬を染めて、アンナはうっとりとジョージを見つめた。
ジョージに与えられるキスに夢中になり、飲み込みきれない唾液が頬を伝って滴り落ちる。
「可愛いアンナ」
ゆっくりと唇を離すと、ジョージはアンナの顎に流れた唾液を指ですくい取った。
「あっ…ぁ」
アンナは思わず唇を両手で押さえる。
まともにジョージを見る事が出来なくて、アンナは瞼を伏せた。
挨拶のキスとはまるで違う。キスがこんなに気持ちのいいものだと、アンナは今まで知らなかった。
「心臓がこんなにドキドキしている」
ジョージは、アンナの胸のふくらみにそっと手を這わせた。
「うっ…」
薄い布を通してジョージの手のぬくもりが感じられ、心臓の鼓動が激しくなりアンナは息を詰める。
「さっきより早くなった」
ジョージは、布の上からアンナの胸を柔らかく揉む。
「だめっ」
アンナは、今まで感じた事のない不思議な感覚に身悶えする。
だめだという気持ちと、もっとして欲しいという気持ちが交錯した。
「なにが?」
ジョージはクスリと笑うと、アンナの上半身をベッドの上に押し倒す。
「…変。なんだかおかしい」
他人にこんなふうに身体を触られる事など一度もなかったが、不思議な感覚である。
「アンナ」
ジョージは、アンナの首筋に唇を押し付けきつく吸う。
「いやぁっ…」
今度は首筋にじんっとしたしびれが走り、アンナは背中を反らせる。
ぞくぞくと甘い感覚がそこからわき上がり、落ち着かない気持ちになった。
「痛かったか」
ジョージは唇を首筋から離すと、アンナの寝間着の胸元のリボンをほどいて大きく広げる。
「やっ、やめて」
裸の胸があらわになり、急に怖くなってアンナはジョージの肩を手で押した。
だが、重くてびくともしない。
不安が押し寄せて来て、一刻も早くジョージから離れたかった。
「綺麗な肌だ、とても柔らかい」
ジョージは、アンナの胸を手のひらで包むと柔らかく揉む。
「あんっ…、ぁあっ…」
直接肌に触れられて、アンナの身体は震えだす。
きつく揉みしだかれて、アンナは思わず声をあげた。
「アンナは、可愛い声をだすんだな」
ジョージは、薄いピンク色の乳首に舌を這わせる。
「いやぁ」
始めての経験にパニックになって、アンナは目に涙を溜めて訴えた。
ジョージに乳首を強く吸われて、アンナは身もだえる。
今までに感じたことのない感覚に怯えて、アンナは震えた。
このままでは、どうにかなってしまいそうだ。
「乳首が立ってきた」
アンナを覗き込んで、ジョージは乳首を指でつぶしたり引っ張ったりしてもてあそぶ。
「あぁ…」
アンナはどうしていいのか分からず、ただ首を横に振る。 
だがジョージに刺激され続けていると、なんともいえない気持ちになっていく。
痺れが体中を駆け巡り、アンナの体温を徐々に上げていった。
「気持ちいいんだろう」
ジョージはアンナの反応を確かめながら、肌の上に唇を這わせる。
「…分からない」
アンナは、熱をおびた視線でジョージを見た。
始めての事なので、これが気持ちいいというものなのか自分では判断できない。
「アンナ俺の妻になれ」
ジョージは顔を上げると、優しい笑顔をアンナに向ける。
「でも…」
その言葉に従ってしまっていいのか、アンナは迷っていた。 
「もっと気持ちいいことをしてあげる」
ジョージはアンナを優しく抱きしめて、髪を何度も撫でながら笑顔を崩さずに答える。
「もっと、気持ちのいいこと」
アンナは、おうむ返しに答えた。
彼に従うしかないのかもしれない。
「そうだ」 
ジョージはアンナの寝間着の裾をまくり上げると、アンナの股の間に手を滑らせる。
「やっ」
そこを指で撫でられて、ピクンと身体が大きく跳ね上がった。
自分でも思っていなかった強い反応で、アンナ自身も驚く。
「大丈夫、怖がらなくていい」
ジョージはアンナにキスを繰り返しながら、器用に寝間着を脱がして下着も取り去った。
「でも…」
全裸にされて、不安になってアンナは自分の胸をかき抱く。
知らない男性の前で裸になった事などないし、何も分からなくて不安しかない。
「とても、綺麗だ」
ジョージは、吐息まじりに言いアンナの肌を手で撫でる。
「なにも着ていないのに、それでも?」
宝石やドレスも着ていないし化粧もしていないのに、綺麗とはどういう事なのだろう。
着飾る事が綺麗だとアンナは、今まで思っていた。
「そのままの君が美しい」
ジョージは、答えるとアンナにキスをする。
「…」
着飾っていなくても、美しいと言ってくれるジョージにアンナは強く心魅かれた。
このまま彼の妻になってもいいのかもしれないと、アンナは思い始める。
「アンナ、もっと気持ちよくなる」
ジョージは、アンナのそこに指を這わせた。
「あっ…、あぁ…、あっ。だめっ…」
新たな刺激に、アンナは目を大きく見開いて声をあげる。
胸を触られた時より、大きな快感がそこから湧いてきた。
「まって…、待ってお願い」
快感が大きすぎてアンナは、息も絶え絶えにジョージに訴える。
このままでは、どうにかなってしまいそうだ。
「こんなに濡らして…」
ジョージはアンナの頬にキスをすると、さらに大胆に指を動かしてそこを刺激する。
「あっ…、うっ…。あぁっ…」
くちゅくちゅと濡れた音が聞こえて、アンナは頬を赤く染めた。
そうされると気持ちがよすぎて、甘えたような声が出てしまう。
「そろそろか」
ジョージはぐったりとしたアンナの足を大きく広げると、その間に身体を滑り込ませる。
アンナの足を肩に抱え上げると、腰を引き寄せた。
「ジョージ、なにをするの?」
アンナは、ジョージに聞く。
「一つになるんだ」
ジョージはアンナの頬を手で撫でると、優しげに微笑む。
「えっ?」
聞き返す間もなく、ジョージの身体が自分の身体に覆い被さって来た。
「あっ…、あぁ…、痛いっ…、お願いやめてっ」
大きなものが身体の中に入り込んで来て、アンナは悲鳴を上げる。
それから逃げようとして必死で身をよじるが、逃げる事は出来なかった。
「アンナ、暴れないで。すぐに痛くなくなるから」
ジョージはアンナの身体をしっかりと押さえると、途中で阻んでいたものを突き抜けて奥深くまで突き刺す。
「あっ…、あーっ!」

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