書籍情報

華婿選びは禁断のハーレムでⅡ【書下ろし】

華婿選びは禁断のハーレムでⅡ【書下ろし】

著者:苑生アヤ

イラスト:石丸博子

発売年月日:2015年05月29日

定価:972円(本体900円+税)

東北地方の旧家・鹿目家の一人娘、鹿目(かのめ)沙(さ)弥子(やこ)は、未来の夫選びの真っ最中。分家の長男・弦木(つるぎ)惣(そう)介(すけ)と政治家の息子・安齋(あんざい)景(けい)吾(ご)。二人のうちどちらかを選ばなければならないのだが、沙(さ)弥子(やこ)の気持ちは世話係の弦(つる)木(ぎ)貴(たか)臣(おみ)に。すでに貴臣と結ばれているのに、婿候補の二人のアプローに沙(さ)弥子(やこ)は翻弄される。そしていよいよ婿選び決定の日、沙(さ)弥子(やこ)の下した判断は…。

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登場人物

◆弦木貴臣(ツルギ タカオミ)

沙弥子の世話係を務める27歳の優秀な男。弦木家の二男だが、愛人の子ということで沙弥子と結婚することは許されていない。
◆鹿目沙弥子(カノメ サヤコ)

東北地方の名家、鹿目家の一人娘。高校3年生。艶やかな黒髪と白い肌で人形の様な美貌を持つ。良くも悪くも純粋培養のため、男女の関係については疎い。

立ち読み

「貴臣はただの世話係よ。いつも側にいるから誤解されやすいけど、本当にそれ以上でもそれ以下でもないの。第一、彼はわたしみたいな子供に興味を持っていないわ」
「そうかな? 少し前まで君は確かに処女だったのに、さっきは僕の指も守り刀もすっぽり中に入っちゃったよ。相手が僕や景吾くんじゃないとなると誰に初めてをあげたの? 沙弥子が触れることを許す男なんて、僕らを除けば貴臣くらいなんだけどね」
違う、違うの、誤解よ、と繰り返すしかない沙弥子は、景吾が帯を解いても拒めない。
浴衣をくつろげられ、水色の下着と素肌が見えると、惣介のつけた赤い痕も人目に晒された。
「それは僕がやったんだけど、沙弥子の身体っていやらしくて可愛いよね」
席を立った惣介はすぐ後ろまでやってきて、ゆったりとたわんだ浴衣に手を入れてブラのホックを外してしまう。とっさに胸もとを押さえたが、あまり意味がなかった。
「隠しちゃ駄目だよ」
惣介は背後から沙弥子の両手を掴むと、シュルリと解いたネクタイで戒め、自由を奪う。不安になっていると、阿吽の呼吸で景吾が正面から下着を押し上げ、白い乳房に吸いついてきた。
「あっ、んむ、うぅっ」
思わず声を上げたが、今度はその口を塞がれる。同時に惣介の指がショーツにかかり、ろくに抵抗できないまま引きずり下ろされて、淡い恥毛と可憐な割れ目が露わになった。
やがて深く口づけながらソファに押し倒されてしまい、沙弥子はもぞもぞと身をよじる。しかし、両手首を腰の後ろで縛られているせいで暴れると痛み、膝の少し上で止まったショーツが邪魔で脚を動かすこともできない。おまけに情熱的なキスとワインの苦みで頭がくらくらする。唇が離れても、はぁはぁと荒い息を零すだけで「やめて」と言えなかった。
「景吾くん、悪いんだけどここに来るまでに散々煽られて限界なんだ。次は譲るから、今夜は先にさせてもらえると助かる」
「構わないが、オレの前で本番はなしだ」
「もちろん。約束を忘れたわけじゃないよ」
二人はぐったりとする沙弥子を見下ろして勝手に話を進めてしまう。
景吾が上から退いたかと思うと惣介が伸(の)しかかってきて、いつもの優しげな笑みを浮かべながら、すでに柔らかく蕩けた膣内に指を押し込まれた。
「ひ、ぃ……っ」
傍らの景吾に見せつけるかのように蜜口を広げられ、鮮やかなピンク色の粘膜が外気に触れる。トロリと蜜が垂れてくると、惣介は笑みを深めて色気の滲む声で景吾に誘いをかけた。
「君も中の具合を確かめてみなよ。狭いから傷つけないようにね」
「や、やだっ、さわっあぁっ……ん!」
沙弥子は驚いて首を振ったが、景吾が横から手を伸ばしてくるほうが早かった。
骨張った指が惣介の指に沿って入ってくる。苦しさを覚えたのは一瞬だ。二人ともすぐに膣内を好き勝手に弄り始め、いろんな場所を擦られて甲高い声が出てしまう。肉穴の奥から広がる感覚に息が乱れ、組み敷かれた身体はビクビクと跳ねた。
「確かにこれは処女の反応じゃないな。この間まで指二本はきつそうで、一本でもこんな奥まで入らなかったのに。まったく……いつの間に食われたんだ」
「たぶん、先月貴臣と二人で出かけたときだろうね。ちゃんとその日のうちに帰宅したっていうから安心していたんだけど、あれからあまり話さなくなっただろう? 貴臣の仕事が忙しくなって、必要最低限しか顔を合わせなくなったのは事実だとしても、僕たちに対する沙弥子自身のガードも急に堅くなったから。女性としての自覚が出てきたというより、貴臣以外の男にいやらしいことされたくなかったんじゃないかな。沙弥子の中は、僕たちの指を美味しそうに咥え込んでいるのにひどいよね。乳首だってこんなに尖って苛めて欲しそうなのに」
惣介は景吾を促して沙弥子の中から指を引き抜くと、ショーツを脱がせきって大きく脚を開かせる。そしてスラックスをくつろげ彼自身を取り出して、ヒクヒクと収縮する小さな穴に亀頭を押しつけてきた。
――にゅぐッ、ぐちゅり。
「いやあぁ……っ!」
「最初は先っぽで擦るだけだ。沙弥子が嫌なら入れないよ」
惣介の声も肌も熱いが、我を失っている素振りはない。その証拠に、沙弥子の理性を奪うような動きで、蜜で濡れそぼった肉びらをぬちゃぬちゃと弄り始めた。
「ひっ、はぁ……っ、ぁ、あん、んっ、ふぁっ……!」
我慢できずに甘い声が溢れる。両手を腰の後ろで縛られているため、今の沙弥子は自ら秘部を晒しているようなものだ。そんなつもりはないのに惣介に協力的な恰好で擦られる。避妊具をつけない肉棒の生々しい感触が心を乱して、呼吸がどんどん艶めかしさを帯びていった。
「ん、押し当てただけで吸い付いてくるね。貴臣とどっちがいい?」
「や……っ、いやぁ……」
「彼はちゃんと君をイかせてくれた?」
惣介が怪しく囁くせいで初体験の記憶が蘇り、あぁんっ、と殊(こと)更(さら)甘ったるく喘いでしまう。
「ふふっ、ホントに可愛いなぁ。それに沙弥子のここ、ぷにぷにしていて気持ちいいよ。ね、入れたら駄目? どうしても嫌? もっと気持ちよくしてあげるのに」
惣介は薄い恥毛を撫でると、クリトリスを探り当てながら、未熟な肉穴にグリグリと亀頭を押しつけてくる。淫らに咲いた花びらは、怒張を根元まで押し込まれることを望んで愛液を滴らせ、ピクピクと蠢いた。
すると、しつこく、ぐにゅ、ずちゅっ、じゅぷっと入り口の縁だけを擦って快感を与えられ、むず痒い悦びで全身がわななく。触れ合った場所が熱を持ち、徐々に全身が蕩けていくような心地がして、二人の間でこね回された体液も白く濁ってべっとりと糸を引いた。
「は……っ、沙弥子、まだ欲しくならない? 生でされるの、本当は好きだろう。君みたいな子を抱くのにゴムなんてする男がいるわけないしね。まったく、貴臣が羨ましいよっ」
「いっ、や、ダメ、だめ……っ、入れないで、入れちゃいや、なかはっ、いやぁっ」
「どうしても? 奥まで嵌(は)めたら、最高に気持ちいいのに」
「ひっ……ん、く。まだ、ダメ……初夜まで……待って」
――わたしに何をしてもいいのは貴臣だけ。
そう言えたらいいのに。
沙弥子はゾクゾクと背筋を震わせて誘惑を振り切る。
「初夜ってことは、僕を選んでくれるのかな?」
しかし、この場で決断を迫られ動揺した。結論を出すのはまだ先だから、二人のうちのどちらかと身体を繋げることもそれまで待って欲しいと伝えたつもりだったのだ。
「ちが、ま……だ、決められない、から……」
沙弥子が泣きそうな顔をすると、惣介は「わかってるよ」なんて言うくせに、腰をズンッと突き上げて、同時に濡れた指先で下肢の肉芽を押し潰す。
「ひぃんっ! あ、あぁっ、はあぁ!」
「一つだけ答えてくれたらもっと優しくしてあげる。沙弥子、君を抱いたのは貴臣だろう?」
また少し惣介の動きが速くなる。ぐちゅっ、ぐちゅっ、という粘着音が、ぐっちぐっちと繋がって響き始めると、沙弥子は早々に耐え切れなくなり、か細く喘ぎながら嘘をついた。
「しらな、い……ひとっ……。お兄さまたちに、子供だって、思わっ……たく、なくて。だからっ、あ、んっ、ン……けいけん、したかったの……っ」
考え足らずでごめんなさいと謝れば、惣介はわずかに眉を寄せる。
彼も景吾もそんな嘘に騙されてくれるとは思っていないが、どうしても貴臣を巻き込みたくなくて、沙弥子はわざと甘えた声で行為の続きをねだった。
「さ、最後まで……するのは、怖いからイヤ。でも、乱暴にしないなら、ぁ、は……何してもいいから、いっぱい……触って。わたしに、もっとエッチなこと、おしえて……?」
恥ずかしさをこらえ、自ら腰をくねらせる。ぬめりを帯びた性器が擦れて胸の先まで震えると、その様子に惣介ばかりか景吾も喉をならして熱いまなざしを向けてきた。
「仕方ないな……」
「言質を取ったから、後で泣くなよ」
「んあッ、ひっ」
惣介の肉竿が肉びらをこれでもかと押し分ける。しかし、彼は沙弥子の意思を汲んで決して繋がろうとはしない。下から上へと浅い溝に沿って往復するだけだ。けれどたったそれだけの動きに翻弄されて汗が噴き出し、下腹には熱が集まってきた。
もう身体のどこを愛撫されても声が止まらなくなって、景吾が唇にキスしてこなければどんなはしたない言葉を口走っていたかもわからない。
「んっ、ん、ンうぅ……!」
いきなり舌を突っ込まれて呻(うめ)くと、芯を持った乳首や下肢の尖りを一緒に摘まれ、膣内がキュウッときつくなる。口腔(こうくう)を這い回る舌が縮こまった舌を撫でるだけで、電流のような快感が駆け抜けた。
「っ……ぁ、あああぁッ」
ほんの一瞬のことだ。爪先まで力がこもり目の前が真っ白にスパークして、沙弥子は我慢できずに達してしまう。それでも二人は、示し合わせたかのように肌を暴いていく。
「簡単にイッちゃって。僕のせいなら嬉しいんだけどね」
ソファの上で身震いする沙弥子の髪を梳きながら、惣介が柔らかく微笑んだ。
「沙弥子、ちょっと賭けをしようか」
「ふ、ぇ……?」
「今から君が僕たちを気持ちよくして。一度出すまでに貴臣が来たら今夜はもう何もしない……というか、できない。でも彼が間に合わなかったら、さすがに我慢の限界かな。景吾くんもいろいろ触りたいだろうし、場所を変えて朝まで好きにさせてもらうよ。そしたら、沙弥子も最後は僕たちに夢中になっちゃうかもね」
「それ、賭けになるのか? 貴臣さんは取り込み中なんだろう?」
「僕としてはどちらでも構わないかな。どう転んでもそこそこ良い思いができる。将来的に奥さんを共有するつもりはないけど、今のところ沙弥子は誰のものでもないから、結婚前の貞操については問題にしないよ」
沙弥子には惣介が何を考えているのか、よくわからない。けれど、ソファの脚が軋むほど激しく揺さぶられて、あっという間に余裕を失う。身体の下敷きになって両手は痺れていたが、自然と気持ちのいい場所に肉棒が当たるよう腰を持ち上げてしまった。
「えっろ……。澄ました顔してセックス好きだろ、沙弥子。惣介さんの、今にも咥え込みそうだぞ? 小さな穴がぱくぱく開いて誘ってる。もうそんな状態なのに突っ込むのは駄目だなんて、鬼だな。普通は許してもらえない。とっくにヤられてる」
「ひゃんっ、ん、ぁ、ちが、……ちが、ぅ、わたし、あぁ……っ」
ツツっと肉穴の縁をなぞられ、また快感が弾ける。庭園で一度、このリビングでさらに一度絶頂に追い上げられているせいか、やたらと感じてしまって涙が滲んできた。
「いっ、やぁ、硬いっ、ヌルヌルって、入ちゃ……うぅ……っ」
「クソ、見せつけやがって」
だめ、だめ、と言いながら、沙弥子はそっと腰を突き出す。惣介はそんな無意識の媚態(びたい)を見下ろして、沙弥子の矛盾を咎めるでもなく、やんわりと唇を撫でた。
「景吾くん、ほら。可愛い口が空いてる。見ているだけじゃつまらないだろう? 沙弥子にしゃぶってもらえばいい。きっとこっちはまだバージンだ。君もそのくらいの旨味がないとね」
「……何て言うか、悪い男の見本ってこんな感じなんだろうな」
景吾は苦笑いするが、満更でもなさそうだ。
「ひぁっ、あ……ぁ、たかおみ……っ、やだぁ、たかおみぃ……っ!」
二人との距離が近づき、思わず貴臣の名前を呼ぶと、惣介の雰囲気が変わる。
「さすがにイクときまで弟の名前は聞きたくないなぁ。嘘をつくなら最後まで頑張って欲しいんだけど、沙弥子に悪女の素質はないよね。逆に僕たちが悪いことをしているみたいだ。悔しいからよけいに意地悪したくなっちゃうよ」
惣介は沙弥子の腰を抱え直して、ぐりッ、ぐりッ、と執拗に肉棒を押しつけてきた。
そのリズムに合わせて揺れる胸には景吾が舌を這わせ始め、ぷっくりと膨れた乳首を舐めたり吸ったり噛んだりする。 一人ずつ相手をしたときでさえ身も蓋もなく喘いだのに、二対一では分が悪い。それが世間の常識から外れていることも沙弥子の心を追いつめた。
「大人気ないって思うけど、やっぱ惣介さんにばっかり夢中になられるとおもしろくない」
「ぇ、ン、んぐっ!? ん、んうぅっ!」
ギュッと目を瞑(つむ)って耐えていると顎を掴まれ、拒む間もなく熱い剛直を口腔へねじ込まれる。景吾のそれは、凍りついたように動かない舌の上を滑り、いきなり深く喉を犯した。
「苦しいか? もっと涎を溢れさせて滑りをよくするんだ」
景吾は小さな口に収まりきらない肉棒を見つめ、膨らんだ頬を撫でる。沙弥子は生理的な涙を零してえづいたが、それでも許してもらえずに、苦しさから逃れるためにおずおずと従う。意識して唾液を絡め、音を立てて啜ると、青臭く苦い味が口の中に広がった。
「う……っ、ふぁ、は……っ」
不快感を堪えて唇で刺激すれば、上手くできたご褒美なのか、乳首と肉芽をそれぞれの指で弄られて膣内がうずうずと蠢く。その感覚を恐れて誤魔化すつもりで太いものにしゃぶりつき、言われるままぎこちない動きで舌を這わせた。
ソファの横に膝立ちになった景吾が気持ちよさそうに腰を揺らす。ん、んっ、と鼻から抜けるような声が洩れて、口もとは飲み零した唾液でベトベトになっていた。
上の口も下の口も彼らの良いように扱われ、頭の芯がぼうっとする。ソファの背に引っかけられた左脚も、だらりと垂れた右脚も爪先まで痙攣して、三度目の絶頂が近いのがわかった。
もう嫌だと思うのに逃れることができず、全身が性感帯にでもなったかのように反応してしまう。胸の頂きもクリトリスも、ヒクヒクと疼く穴もじぃんと痺れて我慢できない。
貴臣が好きなのに、彼だけでいいと思うのに――沙弥子の若い身体は正直だ。自分が特別淫乱だと思いたくないが、これ以上感じたくなくて懇願する。
「もっ……イッ、へ……ぇ!」
景吾のものをしゃぶり、掠れた声を振り絞ると、二人が低く笑う声が聞こえてきた。
「っ……いいよ、沙弥子、そろそろ出そうだ」
「オレも……、十分愉しませてもらった。最後……君の口の中でイクぞ……!」
「ん、ぐぅ、う、ぁ、ぐ……ッ」
惣介に愛蜜まみれの肉溝を擦り上げられ、くぐもった悲鳴を上げる。すかさず景吾が後頭部を押さえつけ、無理やり喉奥まで肉棒を含まされて辛かったが、沙弥子はソファから背中を浮き上がらせて達していた。
「んんんぅ――っ……!」
どこをどう愛撫されてイッたのかもわからない。ほんとうに何も考えられなくなり、全身が震える。程なくして惣介の動きが一瞬止まったかと思うと、執拗に擦られて赤らんだ肉穴をめがけ精液を吐き出された。
生温かい体液がヌルリと垂れて窪みに溜まり、少しでも力を抜くと中に入ってきてしまいそうだ。怖くなってもがくと、今度は舌の上で景吾の欲望が弾けた。
「――飲んで」
「……っ!? うぶっ……ん、んぐ……ぅ、う……!」
濃厚な精液が口腔に溢れ、喉奥へ流れ込んでくる。それを嫌だと思う間もなく、すべて嚥下させられていた。
しばらくして名残惜しそうに腰を揺らした二人が離れても、沙弥子はソファに身を投げ出したまま起き上がることができない。汚れた口もとを拭うことも、脚を擦り合わせることも忘れて、荒い息を吐いては白濁を滴らせていた。
「……大丈夫?」
「少しやり過ぎたか?」
「二人で一度にっていうのは初めてだから、ちょっと刺激が強かったかもしれないね。でも気持ちよかっただろう? たくさんエッチなことしてっておねだりしたのは沙弥子だし、貴臣も来ないから、ゆっくりできるように場所を変えようか」
「あんまり嬉しそうに言うと、さすがに嫌われるんじゃないか?」
「僕としてはようやく進展したかなって感じなんだけど。今までよくお預けを食らったままでいたよね。我ながら泣けてくる」
「そこは否定できないな」
景吾は沙弥子の唇にこびりついた精液を口に押し込み、クチュクチュと舌を弄ぶ。惣介は惣介で濡れそぼった穴に指を沈めると、まだヒクついている膣内の具合を探るように指を動かす。沙弥子の中は焼けるように熱く、とろとろに蕩けていて、これなら初めてのときのように痛むこともないと自分でもわかるほどだ。
しかし、惣介の指が這うたびに彼の体液が流れ込んでくると呆けてはいられなかった。
「やッ……いやっ、いやぁっ、にんし……しちゃ、あぅ……やめ、てっ!」
「このくらいじゃしないよ。奥まで届いてないしね」
膣内を擦りながら剥き出しの肉芽を揉まれて抵抗が緩むと、恐怖より快感が勝り始める。だるいはずの腰も左右に揺れて甘い声が零れ、嫌なのに物足りなさを感じてしまった。
「……っ、く……ぅン」
「沙弥子、切ない? 君の中はもっとちょうだいって言ってるけど、どうしようか。君が許してくれるなら、今度は奥まで埋めて擦って最後はここに注いであげるのにな」
ズルリと指を引き抜き、優しく下腹を撫でられる。ゾクゾクして、思わず頷きそうになった。――その時。廊下から激しい足音がしたかと思うと、バンッと勢いよく扉が開かれる。
「沙弥子!」
頭がついていかずに、頼りない視線だけ向ける沙弥子の姿はどう映ったのか、ひどく焦り、怒りを滲ませた貴臣がズカズカと近づいてきて、沙弥子を組み敷く惣介の肩を掴んだ。
「どういうことだ!」

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