書籍情報

背徳の蜜愛ドール【書下ろし・イラスト10枚入り】

背徳の蜜愛ドール【書下ろし・イラスト10枚入り】

著者:燈花

イラスト:龍 胡伯

発売年月日:2017年5月26日

定価:972円(900円+税)

「僕を裏切った罰だよ、ヴィオラ。もう二度と自由にはさせない」
養父の命令で無理やり婚約させられた17歳のヴィオラは、嫁ぐ日、馬車に拉致される。攫ったのは10年間行方不明だった愛しい義兄ガブリエル。「僕を裏切った罰だ。もう二度と自由にはさせない」――記憶を失い、伯爵家の養子になっていた彼は、ヴィオラを人形のモデルとして監禁し、淫らな行為を重ねる。そんなある日、10年前のできごとを思い出したヴィオラ。狂気の片鱗を見せるガブリエルは、さらに媚薬を盛って……!!

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登場人物

◆ガブリエル・アディントン
28歳。何かを隠しているような、陰のある冷たい美貌。叔父夫婦の策略にはまり、精神病院に送られて財産を乗っ取られてしまう。ヴィオラの愛を得ることで救われ、癒される。
ヴィオラ・アディントン
18歳。ロンドン・ケンジントンの寄宿学校・ファーディナント女学院で学ぶ。妖精のように可憐で気品のある容貌、賢そうな表情。両親は馬車の事故でヴィオラが7歳のとき、死亡。兄(ガブリエル)とともに叔父夫婦に引き取られる。義兄・ガブリエルに恋をしている。

立ち読み

――夢にしては、あまりにも鮮やかだった。
手のひらに相手の身体のぬくもりも伝わるし、なめらかで汗ばんだ肌の感触もある。
誰だかわからないけれど、たしかに男性のものだ。
林檎(りんご)を思わせる甘酸っぱい汗の匂い。
髪の毛の陽向(ひなた)くさい匂い。
吐息の震えさえ、頬に感じる。
それなのに、これは夢なのだ――。

(……まただわ……また、あの……おなじ夢……)
ヴィオラは、夢のなかで思う。
このままでは、また、罪深い淫蕩に身をまかせることになる。
何度も抗(あらが)おうとしたが、むだだった。圧倒的な力で手足を押さえつけられ、強引に顎をつかまれると、もう抵抗する気力などおこらない。
唇をやわらかくふさがれ、ヴィオラは蹂躙(じゅうりん)されるにまかせた。
「……うう、やっ……やめ……ふっ、んん……」
ぬめる厚い舌が歯列を割り、ヴィオラの口腔(こうくう)の奥へと侵入する。それは淫猥な生きもののように、上顎や歯茎(はぐき)を舐め、舌の上を這いまわった。
十七歳のヴィオラは、まだ男を知らない乙女だ。夢のなかだとわかっていても、こんなことは許されない。こんな、淫らなことは――。
いくら顔をそむけようとしても、力づくで引きもどされた。口のなかで蠢(うごめ)く舌の動きは執拗で、自然とあふれた唾液が、ひらいたままの唇の端からこぼれる。
身体の芯から、じわりと熱いものがこみあげてきた。
その熱はヴィオラの下腹に拡がり、すべての理性を奪ってしまいそうな甘い疼きを連れてくる。
どうにかして熱を押しやろうとすると、それを拒むように、こぼれ落ちそうな胸がつかみあげられ、そのとがりに吸いつくものがあった。
「お願い……放して……」
ヴィオラの弱々しい訴えは無視される。
乳輪に沿ってゆっくりと、湿った舌が動く。つんと硬くなった乳首をくわえられ、吸いあげられる。もう片方の乳房は、大きな手で揉みしだかれていた。
こうして剥(む)きだしの胸をなぶられるたびに、感じやすい淫らな肉体に作り変えられていくような気がする。もう、あともどりはできない。
夢のなかにいるあいだ、ずっと身体中を弄(いじ)られ、恥ずかしい場所を口で愛され、何度も絶頂を極める――そんな淫夢を、ヴィオラはくり返し見ているのだ。
敏感なとがりをふくみ、小刻みに震える舌で刺激していた男の唇は、徐々にヴィオラの下腹に降りてくる。
これからなにをされるのか、もう予測はついた。
薄い繁みの奥にある秘裂を指で割られると、冷たい空気にさらされた媚肉(びにく)が震える。その中心にある襞(ひだ)と肉の芽を、男は緩急をつけながら指先でもてあそんだ。
身体の奥を甘い疼きが駆け抜ける。
秘所の襞のあいだから、熱い蜜があふれるのがわかった。
「……あ、あ――」
これは知ってはならない罪深い感覚だと、ヴィオラは気づいていた。
夢なら、もう覚めてほしい。これ以上先には、いかないでほしい――。
けれど執拗な夢は、まだ続いていく。
襞ごと肉芽をくりくりとこすられる。濡れた襞の内側をそっと撫でられると、じれったいような、じわりとした快感につつまれた。
『……濡れてきたね、ここ……』
おぼえのある、掠れた声が聞こえた。
ヴィオラの背筋を、ぞくりとした疼きが走った。
『大人の女性しか味わえない悦びがあるんだよ、ヴィオラ。知りたくないかい――?』
濡れそぼった秘孔の入口に、指が入ってくる。
「いや……」
逃げようとして、ヴィオラは腰を引いた。
けれど、彼の指は容赦なく媚肉を押しひらき、さらに奥へと侵入していく。
手のひらで肉芽を押し潰しながら、同時に、長い指が抽送(ちゅうそう)され、膣の奥を掻きまわす。そのたびに、あふれた蜜液がいやらしい音を立てた。
『ほら、ここ……花びらがひらききった。もう、僕のものを挿(い)れても大丈夫だね』
「――そんな……だめよ……!」
『ヴィオラは、嘘つきだな』
熱い吐息が、腿(もも)のつけ根の粘膜にかかった。
彼の舌先がやわらかく襞を舐め、秘裂から顔を出した花芽にたどりついた。とがらせた舌先で芽の皮をむき、ちろちろと遊ばせたあと、いきなり吸いあげ、なぶるように愛撫する。
「……ひぃっ……!」
ヴィオラは悲鳴をあげ、身をよじった。
熱い口中に包み込まれ、膨らんだ肉の粒をていねいに舐められると、腰が浮きあがり、自然と先をせがむように動いた。
そんなヴィオラに応えるように、彼は膝の裏に手を入れてさらに秘所をひらかせ、歯を立て、甘噛みする。
全身が沸騰して溶けてしまいそうなほどの、激しい快楽が押し寄せてきた。蜜口の奥がきゅうっとしぼられ、淫らな液がつぎつぎとあふれてくる。
『いやらしい身体だ……こんなに蜜をこぼしてる。男に、ここを舐められるのが好きなんだな、ヴィオラは……』
「――ひっ……」
悶えるヴィオラの腰をかかえ、彼は唇と舌でさらに激しく花芯をむさぼった。
ねっとりと舐められ、吸いあげられ、転がされ、音を立ててしゃぶられる。硬い歯でなぶられると、身体の芯が蕩けていく。
このままでは、おかしくなってしまいそうだ。ただ熱くなるばかりで、充足感が得られない。
「……いや。もう、いやぁ……奥が……」
とうとうヴィオラは、こらえきれずにうめく。
『――奥が、どうかしたのか?』
彼は、そそのかすように耳もとでささやく。
「……奥が……身体の奥が疼いて、熱いの……お願い、どうにかして……」
脚のあいだに、男が身体を深く入れてきた。その身体を逃がさないように、ヴィオラはみずから脚をひらき、たくましい腰をかかえ込む。
濡れた秘裂に、硬いものが押しあてられた。
ひくつく蜜口を拡げながら、熱のかたまりが、ぐっと押し入ってくる。
「ううっ……」
反動で、押し潰した声が漏れた。
不思議なことに、痛みはまるでなかった。
ただ、みっちりとふさがれて満たされた、甘い痺れが腰全体を浸している。
「――ああ、すごいわ……」
ヴィオラが言ったつぎの瞬間、身体のなかにある雄芯が、さらに硬く、大きくなった。
雄芯をつつんでいる蜜の筒が、悦びに軋んだ。
襞がうねり、脈動する獰猛な器官を奥へと誘い、くわえ込む。
『……ヴィオラ……きみのなかは、熱くて、やわらかくて、きつい……』
感じ入ったように深いため息をつくと、彼はゆっくりと律動をはじめた。
膨れあがった雄の先端が最奥を突きあげ、せまい蜜の筒をえぐるように後退していく。抜ける直前まで引かれると、喪失感に襲われたヴィオラは懇願する。
「いや……お願い、抜かないで――」
懇願するヴィオラの蜜襞が割り拡げられ、再度、熱い昂ぶりが穿たれた。
奥にとどくと、ゆっくりと引き下がり、また焦らすような緩慢さで奥に進む。
そうやって、お腹側にある一点をくり返しこすられると、たまらない疼きがヴィオラのなかに生まれてきた。失禁してしまいそうな、むず痒い快さだった。
むず痒さはしだいに、はっきりとした快感にかたちを変えていく。
「――はぁっ……んんっ、……あっ、ああっ……!」
信じられない喜悦が波のように襲いかかり、ヴィオラは背中を弓なりに反らせた。
『ここ――? ここが、いいんだね――?』
ささやいた彼は、ヴィオラの感じる一点を的確にこすりあげ、ぐるぐると掻きまわした。
「ああっ――ああ……すごく……いいっ――」
ヴィオラの唇から、直截(ちょくせつ)な快楽の声があふれる。
「――いい……いいわ、すごく……」
深い快楽に身をまかせたヴィオラは、恥じらうことなく、男の抽送のリズムにあわせて腰をふり、悦びを追い求めた。
身体の上で動いている彼は、誰なのか――。
夢のなかのヴィオラは、恐ろしくて、眼をあけて確かめることができない。
閉じたままの目蓋(まぶた)の裏に映っているのは、まぎれもなく、義兄のガブリエルだったから――。


(このあとは製品版でお楽しみください)

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