書籍情報

王女の初恋は金の獅子王に奪われて【絵ノベル版1巻~5巻】

王女の初恋は金の獅子王に奪われて【絵ノベル版1巻~5巻】

著者:赤城まや

イラスト:弓槻みあ

発売年月日:2016年08月26日

定価:第1巻108円(100円+税)【第2巻以降はレンタル108円、購入216円】

中欧の王国・エルシノアは、病気の国王がなくなり、存亡の危機にさらされていた。エルシノアの第二王女・アナスタシアは、隣国の大国、クールランドの新国王・ミハイルへの人身御供にされるが、自国民を守るために屈辱に耐えようとする。アナスタシアの美貌の母を巡り因縁が深い両国。ミハイルはアナスタシアを憎みながらも、その感じやすい体に夢中になり、自分好みの女に調教しようと目論むが……
トパーズノベルス『王女の初恋は金の獅子王に奪われて』が絵ノベルで登場!

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登場人物

中欧の大国クールランドの新国王。21歳。獅子のように豊かな金髪とその猛々しさから『獅子王』と呼ばれる。端正な顔立ちに秀麗な容姿で、冬の海を思わせる美しいアイスブルーの瞳を持つ。
中欧の王国エルシノアの第二王女。17歳。黒髪で大きな黒い瞳、細身だが豊かな胸の持ち主。平民出身の絶世の美女で歌手だった奔放な母のために両親は別居し、淋しい時を過ごす。父である王の死により人身御供にされてしまう。

立ち読み

廊下と控えの間を抜け、王の寝室の中へと連行されて、アナスタシアはどうすることも出来ずに震えていた。
──まさか、いきなりこんなことになるなんて……──
ほんの数日前の、父の看護に明け暮れていた日々がひどく遠いことのように思えた。もっともアナスタシアの気遣いで、父のイーゴリ前国王は争乱を避け、王宮の片隅の離宮で療養していた。だから、この寝室で亡くなったのではない。
そして、寝室の扉も背後で閉ざされ、アナスタシアはぎくりとした。
部屋の中は、明かりが皓々(こうこう)とともされていた。大理石の床には、ペルシャ絨毯と毛皮が幾重にも敷かれ、壁に金細工をはめ込んだこの部屋は、いかにもこの国の主にふさわしく豪奢な設えだった。そして奥には広大な、レースと金糸で刺繍されたビロードで天蓋が作られたベッドが横たわっている。
そのベッドを見たとたん、アナスタシアはまた震え出してしまい、それを抑えることが出来なくなった。あの場所で、彼の思うままにされるのだ、と思い、その恐怖が生々しく迫ってきたからだ。そして、そちらに向かって踏み出せなくなってしまった。数歩先に歩み出たミハイルが、不審そうにこちらを振り返った。
──駄目、行かなくては……!──
彼が眉をひそめているのに気づき、懸命に自分を励ましたが、足が床に吸い付いたかのように動かない。ぐらぐらする踵の高い靴の為に、無理に踏み出したら倒れそうだった。その時、
「え……」
目を見はった。いきなり、ふわりと身体を抱え上げられたからだ。
「面倒だ。じっとしていろ」
そう囁くと、軽々と横抱きにされ、ベッドの方へと連れて行かれる。
一瞬、その仕草に心臓が飛び跳ねた。それは、仕草だけなら物語にあるような、王子が姫を抱きかかえる、アナスタシアがあこがれていた体勢だったからだ。しかも彼の腕の感触は、予想外に心地よく、力強かった。思わずうっとりとしてしまい、慌てて気を取り直す。
「ま、待って。逃げません、私……」
ぐずぐずしていたのがいけなかったのだろうかと、懸命にそう言ったが、ミハイルは構うことなくどさりと彼女をベッドに抱え降ろした。そして手早く自身のマントを脱ぎ捨てると、すぐにその身体に覆い被さり、ひどく慣れた手つきで、ドレスの紐を外してしまった。
「……!」
すぐに白く滑らかな肌を露わにされ、ふっくらとした胸が溢れ、こぼれた。慌ててそこを隠そうとしたが、その両手を払われ、片方ずつ顔の両脇に押さえつけられた。そして、ミハイルはあっという間にドレスの上半身と、スカートをゆるめて、下着もろともはぎ取っていった。コルセットをつけた身体が露わになり、その紐もさっさと抜き取られる。
恥ずかしくてたまらなかったが、窮屈な身体に合わないドレスと、息苦しいほどに締めつけられたコルセットから解放され、アナスタシアはむしろほっとして、思わず大きく息をついてしまった。
「えっ……」
と、ふっと身体が軽くなり、ミハイルが一旦身を起こした。そしてすぐにまた覆い被さってきたかと思うと、いきなりひんやりしたものを顔にあてがわれ、ぐいと擦られた。びっくりして目を見はると、ミハイルが水差しの水で湿らせた布で自分の顔を拭ったのだとわかった。ベッドのサイドテーブルに置いてあったものだ。布には、顔に塗られていた白粉や紅、眉墨などがついていた。
慌てて顔を背けようとしたが、それも許されず、片手でアナスタシアの手首を再び押さえ、もう片方の手で顎を掴んでこちらに向けさせられ、アナスタシアは竦み上がった。そこへ、ミハイルは睫毛が触れ合うほど顔を近づけ、嘲笑した。
「服から顔から、随分と飾り立ててきたものだな。お前の母がかつてそうしたように、派手に装えば俺が気に入ると思ったか」
その言葉を聞いて哀しくなった。ミハイルは、アナスタシアの格好を好きこのんでしていると思っているようだ。
「ち、違い、ます! そんなつもりは……」
必死でかぶりを振るアナスタシアに、ミハイルはかすかに眉をひそめたが、すぐにまた口元だけでニヤリと笑い、顎にかけていた手を背に回して引き寄せると、いきなりアナスタシアの唇に、自分の唇を被せてきた。同時に、じゃまに感じたのだろう、飾りピンが引き抜かれ、高々と結い上げられた髪がさっと崩れて、白いシーツの上に広がる。
「……!」
その状態で唇が触れ合った、と思ったとたん、いきなり男の舌がアナスタシアの唇を割り、口中に入り込んできた。
口づけが本来そうしたものである、ということはすでに知っていた。けれど実際にしたことはなかった。エレナたちに挨拶や親愛の印でするのとは、全く違うものだった。アナスタシアはただ呆然としてしまった。
初めて、しかも強引に受け入れさせられたのに、意外なほどに嫌悪感はなかった。むしろその温かな舌で自分の舌を捕らえられると、粘膜同士が擦れ合って、何かひどく心地の良い感覚がこみ上げてきた。しかも頬が上気して、胸がドキドキと強く脈打ってくる。
──ど、どうしよう。どうやって呼吸すればいいの……──
当惑しながらそんなことを思っているうちに、ミハイルはかすかに目を細めると、さらに口を深く合わせ、身体を押しつけるようにして、捕らえたアナスタシアの舌を強く吸ってきた。お互いの歯が、カチカチとぶつかり、アナスタシアはぞくりと身を震わせた。粘膜が一層強く密着して擦れ合った時、はっきりとした快感が、背骨の付け根の辺りから繰り上がるようにこみ上げてきたからだ。
「──!」
それはあっという間にアナスタシアの全身を駆けめぐり、胸の突起を固くさせた。アナスタシアは声にできずに身悶えた。ミハイルの軍服に押しつけられている突起が、擦れてひどく気持ちよく、思わず身体を揉むようにして自分からさらに密着させてしまう。息苦しさに頭がぼうっとしているのに、いや、だからこそだろうか。身体が強く擦れ合うことで、また強い快感を感じてしまった。
「く、ッ……」
──とたん、ミハイルが喉奥でかすかに呻いた。そしていきなり舌を引き抜いた。
「あ……」
その時、唇から漏れた声の甘く名残惜しそうな響きが、アナスタシアは自分でも信じられなかった。行為の長さと濃密さを示すかのように、二人の唇を、細い銀の糸が一瞬、繋いだ。だが、それに顔を赤らめる間もなく、アナスタシアは激しくむせ返ってしまった。キスの間、ずっと息を止めていたからだ。
「な、んだ。お前……」
そんな自分を見つめ、ミハイルがひどく意外そうにそう呟くのが聞こえた。何とか呼吸を落ち着かせて、震えながら彼に向き直る。と、間近でミハイルが目を見開いてこちらを見ているのに気づき、ぎょっとした。そして次に、身体を擦りつけた為か、自分の太腿がミハイルの股間の辺りに密着しているのに気づいた。彼のその部分が固く怒張しているのを、アナスタシアははっきりと感じた。
「──!」
さっき、無意識のうちにそんなところに触れていたのだろうか。アナスタシアは真っ赤になってミハイルから逃れようとした。だが彼はそれを許さず、アナスタシアの細い腰に体重をかけずにまたがるようにすると、いきなりその豊かな白い胸に、両手で触れた。
「ひァッ……!」
とたんにジン、と、甘く痺れるような強い快感が両方の乳房から再びこみ上げた。今まで窮屈なドレスとコルセットで、上半身を無理矢理締めつけられていた為か、そこから解放され、剥き出しにされた胸はいつもよりもさらに感じやすくなっているようだった。
アナスタシアは思わず身をくねらせ、悲鳴を上げてしまった。だがミハイルは構わず、彼女を凝視したまま、その胸をどちらも自身の手で捕らえ、嬲り、揉みしだき始めた。
「や、やめて。そん、な、はしたない、ッ、……!」
あられもない姿で、そんなことをされている自分の姿に耐えられず、アナスタシアは激しくかぶりを振ったが、それはミハイルが手をさらに蠢かすことで、艶やかな嬌声に変わってしまった。
苛酷な目に──苦痛を感じるような目に遭わされるのかも、とアナスタシアは怯えながらも覚悟していたのだが、そんなことは全くなかった。ミハイルの手は優しく、さらにアナスタシアの感じやすさを見抜き、的確に、そして執拗に責めてくる。
二つの乳房を、同時に、やや強く掴まれた時、ひどく淫らな感覚がこみ上げてきてアナスタシアは呆然とした。何か、身体の奥がひどく熱くなるような……。身を開いて、その感覚を与える相手をもっと深く受け入れたくなるような。
「──あぁッ、ンンッ……」
白い顎が、ひくん、とのけぞる。
色づいた唇から漏れる声の甘さに、自分で自分が信じられなかった。あまりの心地よさに、意識が飛んでしまいそうだ。十七歳の彼女にとって、今まで経験したことのない感覚だった。今、彼女は初めて、男性にその身を委ねることになったのだった。
彼女の一糸まとわぬほっそりとした身体の下で、絹のシーツがかすかに音を立てる。その周りには、解かれた長い黒髪が、海藻のように広がっていた。それが、アナスタシアの白い肌と、大きな黒い瞳とをくっきりと際立たせている。無防備にさらされ、悶える白い肌は上気して薄紅に染まり、黒い瞳は潤んでいた。
──ど、どうして……。こんなに、気持ち、いい、の……?──
身悶え、震えながら相手を見上げる。アイスブルーの彼の瞳が目に飛び込んできた。アナスタシアの身体にのしかかり、その胸を意のままにし、愛撫を続けながらも、彼の表情は変わらなかった。ただその瞳で、食い入るようにこちらを凝視している。
視線をそのままに、ミハイルはその手全体でアナスタシアの左右の乳房の全てを包み込み、柔らかく優しく揉みながら、同じ手のひらのくぼみで薄紅色の乳首を包み込み、擦り上げて愛撫する。そうすることで、さらに感じて張りつめた乳首を、今度は両手の親指の腹で撫で上げ、軽く押しつぶすようにして、やや強めに刺激していった。
とたんに乳首が一層固く尖って、震えるような強い快感がそこからこみ上げてきた。しかも、直に触れられている胸だけでなく、快感は速やかに、全身に行き渡っていく。
「……! や、やめ、ああ、ンッ……」
アナスタシアは思わず目を固く閉じて身を捩り、声を漏らした。やめて、という言葉とは裏腹に、その声は前よりさらにあからさまに淫らな響きになっていた。その快感に押し流されるように、無意識に足は震えながら開き、淫らな格好になってしまう。
──そんな、初めてなのに、こんなに感じてしまうなんて……。わ、私、やっぱり淫ら、なの……?──
奔放な母親を持った為に、その血を受け継いでいるのだろう、と、ずいぶん言われてきたけれど、それは本当だったのだろうか。今まで、こんな風に感じたことはなかったのに。よりにもよって初めての、それも、この国を侵攻した男の行為で、感じてしまうなんて。
──それに、どうしてかしら……。彼に、なすすべなくこうして、されるままになるしかない、ということ自体に、感じてしまうような……──
そんなことを考えてしまう自分が自分でも信じられなくて、思わずかぶりを振った時、
「感じて、いるな……」
ミハイルの声に、はっと目を見開いた。心臓が止まりそうになった。彼が間近で、ひどく冷ややかな瞳で自分を見おろしていたからだ。
「やはり、あの女の娘か。淫らなのは同じだな。あやうく、清純な乙女かと騙されるところだったぞ」
耳元で囁かれる。唇は笑みを形づくり、嘲りが浮かんでいたが、そのアイスブルーの瞳は冷たいまま、食い入るようにアナスタシアに向けられている。
「別に俺は処女にはこだわらんが、偽りは嫌いだ」
冷ややかに言い捨てるその瞳に見つめられていると、アナスタシアは胸が激しく脈打ち、身動きも出来なくなってしまうのだった。それほど彼の瞳は美しくて、うっとりと見とれてしまう。
そして彼女の肌を愛撫する手は、執拗だがあくまで優しく、心地よい。触れられていると全身が上気していき、その熱さが何か、震える足の間で秘かに感じ、熱を帯びている蜜壺に集中していくような感覚があった。それで一層、足から力が抜けて淫らに開いてしまう。しかも蜜壺の入り口はさらにひくひくと震え、とろりと淫らな蜜を溢れさせ始める。そして、その先のほの赤い花芯と、それを覆う花びらとを秘かに濡らしはじめた。
「そんな……。ち、違っ、──あ、ンッ……!」
それでもそれらの感覚に必死にかぶりを振り、否定しかけたが、すぐにその声は再び嬌声に変わってしまった。はしたないことにさっきよりも大きな声だった。
もう一度アナスタシアに覆い被さったミハイルが、彼女の胸の片方の蕾を唇で嬲り、ついばみ、舌先で愛撫したのだ。そしてもう片方の蕾は、彼の手でずっと愛撫され続けている。その手のひらの真ん中のくぼみで蕾をやんわりと押しつぶすようにして包み込み、全体を柔らかく揉みしだいているのだ。
その与えられる刺激に感じて、アナスタシアの蜜壺はとろりとろりと、止めどなく蜜を溢れさせ始める。一度感じるともはや止めどなかった。花芯と花びらとがぐっしょりと濡れ、さらに内股の白い肌までもが密やかに、そして淫らに濡れていく。
そして、どちらの愛撫も止むことなく繰り返しながら、ミハイルは柔らかく開きかけたアナスタシアの足の間に自分の足を割り入れたのだった。その両足で、アナスタシアのほっそりとした腰や太腿を挟みつけ、きつく密着させて押さえつけてくる。
「あ、あァッ……」
布越しのその感触で、ミハイルの雄根が先ほど触れたときより一層固く、熱く脈打っているのをアナスタシアははっきりと感じた。それが、絶え間ない胸への愛撫と相まって、アナスタシアの心も身体も激しく突き動かした。彼の脈打ちに呼応するように、ドキン、と胸が高鳴り、花芯はさらに溢れる蜜で濡れていく。
「何を言っている。そら、胸をこんなに尖らせ、良い声で啼いているくせに。それに……」
アナスタシアの反応に、満足そうにうなずくと、ミハイルは唇を歪め、いきなりその身をやや下にずらした。アナスタシアは驚き、何をされるのかと身を捩って抵抗した。長い黒髪が白く汗ばんだ肌にまとわりつく。だがミハイルはそれにも構わず、無防備な様子でわずかに開いたアナスタシアの足を少し開かせ、その指先を滑り込ませた。そして、素早く濡れた花びらを押し開け、直に花芯に触れた。
「……! あ、だ、駄目ッ、そんな、とこ、ろッ……!」
ようやく何をされるか知ったアナスタシアは必死に叫んだが、その声も淫らな響きに変わってしまった。ミハイルがその花芯を嬲るように指先でそっとつまみ、それからくりくりと愛撫し始めたからだ。
「……!」
既に尖って、震えていたその花芯に触れられ、翻弄されて、アナスタシアはびくうっと激しく身をしならせた。足を閉じようとしたが快感に力が抜けてしまう。頭の天辺からつま先まで、電流のような快感が走り抜ける。その歓びを感じている証に、蜜壺から新たに蜜がとめどなく溢れだし、花芯と花びら、それに白い内股をぐっしょりと濡れそぼらせていく。
──そんな……!──
自分の身体が到底信じられなくて、アナスタシアは羞恥のあまり両手の甲で顔を覆い、かぶりを強くふった。しかも彼の視線は、そんな淫らな反応をしている自分の下半身に注がれている。
「い、いや……。恥ずか、しい……。そんな、こと……。許し、て……」
喘ぎながら、懸命に哀願の言葉を口にする。けれどミハイルはそれを聞いて苛立たしげに顔をしかめ、アナスタシアの足首を掴んだ。そして先程よりもさらに大きく、今度ははっきりと、はしたなく足を開かせた。さらにその足が閉じられないよう、その間にかがみ込む姿勢でアナスタシアを見おろしてくる。
「ああッ、やめ……」
白い内股も花びらも、花芯も、全てのしかかったミハイルに露わにされ、アナスタシアは身悶える。だがミハイルは、容赦ない視線を向けてこう言った。
「そら、ここは随分と濡れて、感じているぞ? 綺麗な紅色になっている。胸やここを弄るだけで、こんなに濡らすとは……。見ているだけで蜜を溢れさせている。そんなに、気持ちがいいのか……?」
「……」

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