書籍情報

夜伽の花嫁は侯爵の蜜約に蕩けて 【書き下ろし・イラスト10枚入り】

夜伽の花嫁は侯爵の蜜約に蕩けて 【書き下ろし・イラスト10枚入り】

著者:山崎サキ

イラスト:有馬かつみ

発売年月日:2017年6月30日

定価:972円(900円+税)

『一度と言わず、何度でも、好きなだけしてやる。君が望むなら……。』
父が亡くなってから下女のような扱いをしてきた義母に身売りを言い渡されたヴィオレッタ。侯爵家での1カ月の奉公を受け入れるが、初夜から使用人のフリをしていたエカルラート・ブルレック侯爵に無理矢理に犯されてしまう。激しさを増す夜伽の一方で、彼の優しさに触れるヴィオレッタは次第に心惹かれていく自分を知る。エカルラートの過去に触れ、互いを求め合うまでに関係が進展したのも束の間、そこへ義母からの手紙が届き…

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登場人物

◆ヴィオレッタ
紫色の瞳、後ろで一つに縛った肩口で切りそろえた髪。小柄な身体に不釣り合いなほど豊かな胸を持つ。世間知らずであり、父の再婚相手である義母と義姉から下女のような扱いを受けて育ってきたためか、考え方はネガティブな部分が多い。
◆エカルラート・ブルレック
侯爵位を持つブルレック家現当主。真紅の髪と瞳、完璧な目鼻立ち、長身で細身だが鍛えられた身体をしている。生真面目な性格で他人想いの一面を持つが、優しさが時に厳しさに変わることがある。

立ち読み

「あ、ん、んぅ……っ」
こぼれそうになる嬌声(きょうせい)を、ヴィオレッタは必死にこらえた。
燭台の灯りでほのかに照らされた部屋で、ヴィオレッタは寝台に横たえられていた。身に着けていたドレスの裾は大きくたくし上げられ、つい先日まで男を知らなかった秘部がむき出しとなっている。
「声を我慢する必要がどこにある。ここには私とお前しかいないぞ?」
彼女の秘部に舌を這わせている男性が、嗜虐(しぎゃく)的な声色で呟く。舌を動かしてヴィオレッタの蜜を舐めとるごとに、彼の真紅の髪が揺れ動いた。
「エ、エカルラート様、おやめくださ、んんっ!」
「やめてくれというのか? お前のここは、こんなにももの欲しそうにしているというのに」
エカルラートと呼ばれた男性が、真紅の瞳でヴィオレッタを見据えた。
彼女は乱れている姿を見られる恥ずかしさに、思わず顔をそむけてしまう。
「いまさら何を恥ずかしがるというのだ。お前が乱れる姿など、もうすでに見慣れている」
「ん、んうううう!」
エカルラートが、ヴィオレッタの花(か)芯(しん)を指でつねった。快感が電流のように全身を駆け巡り、喉が己の意志とは無関係に震え、淫らな声を紡ぐ。
ヴィオレッタは口を手で覆い、溢れる声を抑えようとした。そんなヴィオレッタの様子を愉しそうに眺めたあと、エカルラートは彼女の花芯を強く吸い上げる。卑猥(ひわい)な水音を立て、エカルラートの唇がヴィオレッタの敏感な突起を刺激した。
「ん――ああああっ!」
あまりに刺激的な快楽に、ヴィオレッタは身を反らした。こらえることができず、甲高い声が室内に響く。
「ようやく素直になったか。手のかかる女だ」
嬌声を漏らしたヴィオレッタを見て、エカルラートは満足そうに呟いた。
「もっとも……だからこそ愛でる甲斐があるのだがな……」
エカルラートはそう言って、ヴィオレッタの蜜壺を指でなぞり上げ、その指をヴィオレッタの顔の前まで持ってくる。
「見えるか? これが、お前の身体から溢れた蜜だ」
指を濡らす液体を見せつけるように、エカルラートは指を擦り合わせた。粘性のある液体がそのたびに卑猥な音を立てる。
「いやぁ……。見せないで……」
自分の身体から溢れた蜜を、男性が弄んでいる。その光景の卑猥さに、ヴィオレッタは顔を手で覆った。
「これだけ濡れているのだから、もう問題ないな」
エカルラートの声が遠ざかる。その後、蜜壺に熱い何かが触れたのを感じ、ヴィオレッタはおそるおそる顔を覆う手をずらした。
「っ……!」
ヴィオレッタが息を呑む。蜜壺にあてがわれていたのは、エカルラートの雄根だった。
「……行くぞ」
そう呟くと、エカルラートはゆっくりと腰を前に進めてきた。肉を掻き分けられる息苦しさに、歯を食いしばって耐える。
「呼吸を止めるな。ゆっくりと息を吐き出すのだ」
エカルラートの言葉に従い、止めていた息を時間をかけて吐き出す。わずかにだが、息苦しさがやわらいだ気がした。
やがて、エカルラートの動きが止まる。彼の全てが収まったのだと、そのときになってようやく気づいた。
「くっ……。何度やっても、ここだけは乙女のように変わらないな……」
エカルラートが、苦悶の声を上げる。見ると、すぐ近くにエカルラートの顔があった。
美の神の祝福を受けているかのような、完璧な目鼻立ち。真紅の髪と、同色の瞳。その瞳の奥に、ヴィオレッタの紫色の瞳が映っている。
吐息が触れ合うような距離で、二人は見つめ合う。まるで、恋人同士の密会のようだと、ヴィオレッタは思った。
(そういえば……)
エカルラートの肉厚な唇が目に入り、ヴィオレッタはあることに気づく。
純潔を彼に捧げ、全身を余すことなく愛撫され、毎夜のように互いを求めあってなお――
ヴィオレッタは、一度も彼とキスをしたことがないのだった。
「動くぞ……!」
耳元で囁いたあと、エカルラートは抽挿を開始した。
エカルラートの分身が、ヴィオレッタの肉壁を擦り上げる。蜜壺を削ろうとするかのような激しい動き。けれど、先程の息苦しさとは別種の快感が走り、ヴィオレッタは身をよじらせる。
エカルラートが一往復するたびに、ヴィオレッタの最も深い部分が熱を帯びるのが分かる。それが全身に波及していき、ヴィオレッタは意識が希薄になっていくのを感じた。
シーツを掴み、エカルラートの動きに合わせて腰を揺らす。声はもはや抑える力すら失い、一突きごとに楽器のように声を漏らす。
「エ、エカルラート、さまぁ……っ!」
薄れていく意識をつなぎとめるように、彼の名を呼んだ。腕と足をエカルラートの身体に回し、ぴったりと密着させる。細身ながらよく鍛えられた、自分より体温の高い身体を抱きしめる。
「ぐっ……」
ヴィオレッタが彼に抱きついたことで、エカルラートの動きが早まったようだった。秘所を濡らす水音、肉と肉がぶつかる音、そしてヴィオレッタの嬌声が、これまで以上に響き渡る。
「エカルラート、さまっ、わたし、もう……!」
「達するのか?」
「っ…………!」
その言葉に答えることはできなかった。だが、彼は全てお見通しだろう。寝台の上では、ヴィオレッタは彼に嘘がつけない。
「私も、もうそろそろだ……」
耳に吹きかけられる言葉。それすらも快楽に感じ、ヴィオレッタは荒い呼吸を繰り返す。
やがて、エカルラートが一層動きを増した。ヴィオレッタがエカルラートを抱きしめる腕に力を込めると、蜜壺もエカルラートの分身をさらに締めつけた。
「あ、ああ、ああああっ……!」


(このあとは製品版でお楽しみください)

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