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囚われのラプンツェル~聖堂で淫らな愛を誓う~【書下ろし・イラスト10枚入り】

囚われのラプンツェル~聖堂で淫らな愛を誓う~【書下ろし・イラスト10枚入り】

著者:有允ひろみ

イラスト:有馬かつみ

発売年月日:2017年9月29日

定価:972円(900円+税)

「王妃という重責から解放され、ひとりの女性として快楽を味わえばいい」
幸せな結婚生活を営むアデルとローランド。二人のもとにシーレ国の国王が訪ねてきた。彼に招待された舞踏会はなんだか怪しげな雰囲気。不特定多数の人とキスをしたり抱き合ったり、その先も…。会場の空気にあてられたのか、女性と抱き合い暗がりに消えていくローランド。あの人に限ってそんなことは。そう信じながらも密かにあとをつけるアデルは、何者かに気絶させられる。気がつくと、塔の一室に監禁されていた。淫らな陰謀の幕が上がる!

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登場人物

◆アデル・ラヴァンシー
ブランシェ国の姫として生まれたが、庶子のため色々と苦労をした。ローランドに見初められ晴れてロシュフコー国の王妃になる。病気の母を懸命に看病するような優しく健気な性格。
◆ローランド・ラヴァンシー
ロシュフコー国の王。金緑色の瞳が印象的。冷淡で人間嫌いだと噂されるが、墓石に一心に祈る優しい一面をアデルは知っている。

立ち読み

「ローランドさま……お願いです。もう――」
アデルは仰向けになった姿勢で、僅かに顔を上げた。視線の先に、ローランドの微笑んだ顔が見える。
「これが欲しいか? それとも――」
今にも中に滑り込みそうになっていた柄頭が、ふいに蜜孔の縁を離れた。代わりにそこにあてがわれたのは、ローランドの硬く勃起した茎幹の先端部分だ。
「どちらがいい? そなたを日々慰めてくれる神聖な性具か、毎夜そなたを想い続け、今やっとこうして甘い蜜にまみれている私の肉塊か――」
ローランドの指が花芽の先を軽く弾いた。アデルの身体がびくりと震え、瞳は熱く潤み始める。
「ローランド様の……あなた様のものでなければ、いやです。お願いです……私はもう……」
そっと脚を開くと、アデルはローランドに向けて両手を差し伸べた。そして、彼の背に腕を回して、その見事な屹立に自身の蜜孔の入り口をあてがう。
「アデル……。それから?」
ローランドは、じっとして動かない。アデルは焦れて唇を噛むと、自分から彼の屹立を蜜窟の中に招き入れた。
「ああああっ……! あっ……んっ、あぁっ……!」
硬くしなやかな切っ先がアデルの蜜窟の中を掻く。内壁がみちみちと押し広げられ、中にある襞(ひだ)が屹立の側面に吸い付く。
「ふっ……自分から咥えこむとは――。アデル、そんなに私が恋しかったのか?」
ローランドの手が、アデルの太ももを掴み、左右に押し広げた。そして、自分を締め付ける蜜孔を眺めながら、紅色に膨らんだ花芽を指先で摘み上げる。アデルの全身ががくがくと震え、白い肌がしっとりと粟立つ。
「は……い、ローランド様っ……。とても……恋しかっ……ぁ、あ……っ!」
ローランドを含む蜜窟の壁が、きゅうと固く窄(すぼ)んだ。
「どうした、アデル……? まだ少しも動いていないのに、もう達しそうになっているのか?」
ローランドはにんまりと微笑み、ゆっくりと時間をかけてアデルの奥に熱い肉塊を埋めこんでいく。悦楽の中に沈み込んでいるアデルは、うっとりと頷いて掠れたため息を漏らす。
「ぁ……んっ、だ……ってっ……。ぁ、……っあ……」
アデルは眉間に深い皺を刻み、ひくひくと喉を震わせた。
「ふむ……たった十日交わらなかっただけなのに、そなたのここは、もうこんなにもきつく閉じている。一時離れて再びそなたのもとに帰ってくると、そのたびに処女を抱いているようだ」
ローランドはほんのわずか腰を前後に動かしながら、アデルの蜜壁を丁寧にこすり上げる。
びくびくと痙攣(けいれん)する内壁が、硬さを増していく彼のものにぴったりと吸い付く。徐々に速くなっていく腰の動きに、身も心もとろけそうになってしまう。
十四歳の満月の夜、ローランドを初めて目にし、ひと目で恋に落ちた。彼は見ているだけで胸が痛むような苦悶の表情を浮かべ、アデルが住む村の外れにある墓地で祈っていた。
あれから、もう六年になる。二人を取り巻く環境は、決して穏やかなものとは言えなかった。だけど、今こうして夫婦として愛し合える幸せは、なにものにも代えがたいほど大切なものだ。
「ローランド様っ……お願いです……もっ……と……っ……。もっと、奥まで……。私のすべてを、あなた様のものにしてくださいませ――」
アデルのふしだらな懇願に、ローランドの表情がとろけるほど甘いものに変わった。
「もっと、か? もっと強く深く突いて欲しいと?」
アデルが頷くと同時に、ローランドはアデルの脚を高々と掲げ、自身の屹立を根元まで蜜窟の中に打ち込んだ。捻じ込まれた先端が、最奥に潜む柔らかな膨らみを苛(さいな)む。子宮へと続く柔らかな器官が、快楽のせいで不随意に痙攣する。淫らな水音を響かせながら、ローランドはアデルの豊満な乳房に舌を這わせた。
「は……あぁ……んっ……! あっ……ん、ん……!」
胸の先を舌で転がされ、声が途切れてしまうほどの快楽を与えられる。
「アデル……。キスを――」
ローランドに乞われて、アデルは閉じていた目蓋を上げ、うっとりと彼を見つめた。顎を上げ、唇を彼の方へ近づけると、一瞬早くローランドの方からキスを仕掛けてくる。
睦み合いの中で〝もっと〟とねだるのは、絶対的にアデルの方が多い。しかし、そう言わせるように仕向けているのはローランドであり、ややもすればアデルを欲するあまり少しばかり暴走気味になってしまうことすらある。
「あぁ、そなたはなんと素晴らしい妻だろう……」
ローランドは嘆息し、旅の疲れをものともせずアデルを攻めたて、啼(な)かせる。
「毎夜そなたを想っていた……。まるで飢えた狼のごとくそなたを欲した……。アデル……! アデル。我が最愛の王妃――」
「ローランドさま……っ……あ……ぁ、……っあああっ……!」
乳房を強く握られ、まるで赤子のように執拗に吸いつかれる。快楽のつぼを的確に突かれ、あっという間に絶頂に導かれた。肉体的な愉悦と愛しいという想いが、同時に頂点に達し、目の前で繰り返し弾ける。
ローランドの屹立が、蜜窟の中に精を放った。アデルの中は、途端に小刻みに震えだし、それをもっと奥へと送り込もうとする。
ローランドはアデルと繰り返し唇を合わせた後、ベッドの上に仰向けに横たわった。そして、アデルの身体をしっかりと抱き寄せ、満足そうに深呼吸をする。 
アデルは悦楽の余波に身をゆだねながら、ローランドをうっとりと見つめた。
「ローランド様、改めておかえりなさいませ。ご無事で帰られて、なによりです」
「うむ。留守を守ってくれて感謝する」
 ローランドはアデルの額に唇を寄せた。
「今は、特に忙しい時期だ。城を長く空けることが多くなるのも致し方ない。……しかし、この頃では、そなたと長く離れていることが前にもまして苦痛になってきたのだ」
そう口にするローランドは、見るからに辛そうな表情を浮かべている。
ローランドが言うには、アデルと長く会わないでいると、夜、頻繁に彼女の夢を見るらしい。「私の夢を?」
「ああ、そうだ。たいていは、平和な夢だ。ふたりきりで寄り添って海を眺めていたり、鳥に餌をやったり、ベッドで睦み合ったり……。しかし、時折塔に幽閉している時のそなたの夢を見ることもある。塔にいるそなたはいつも、最初ここへ来た時の胸元の開いたドレスに身を包んでいる」
夢の中のアデルは、おそらく塔に閉じ込められた直後の彼女なのだろう。眩いばかりの美しさの中に、清らかな処女の初々しさが垣間見える。現実にそうであったように、ローランドはアデルに激しく魅了され、その身体に分け入りたいと思う。
「不思議と、夢の中の私には、あの時に抱いていた愚かで理不尽な怒りはない。だが、そなたをほしいという気持ちは、あの時と同じだ。せめて、夢の中では処女だったそなたを大切に扱おう……。ゆっくりと慈しみながら身体を開いてやろうと思うのだが、なぜかそうできない……。早く奪ってしまわねばという焦燥感に捕らわれ、結局は恐れおののいているそなたを無理矢理押し倒してしまうのだ」
思いがけない打ち明け話に、アデルは驚いてローランドの顔に見入った。
「そなたは、恐れ戸惑っている……。あの時と同じだ……。なのに、私はまた同じ過ちを犯してしまう。そなたに罪などなく、どこまでも清らかな処女であるとわかっているのに、一刻も早くその身体に分け入り、繰り返しひとつにならなければ、そなたがどこかへ消え去ってしまうという思いに取り憑かれたようになる」
ローランドの瞳に、深い悔恨の色が浮かぶ。
「なぜでしょう? 私はどこへも行ったりしませんのに。この国は今や私の母国です。あなた様は私にとって絶対に離れられない、命よりも大切なお方です」
アデルはローランドの身体に改めて腕を回した。そして、掌に触れる逞しい背中を、優しく撫でさすった。
「うむ、わかっている……。それは十分わかっているのだが――」
ローランドは、眉間に皺を寄せて苦悩の表情を見せる。アデルは、ローランドの頬を掌でそっと包み込んだ。
「私は、いつ何時もローランド様のそばにおります。たとえ、どんなに遠く離れていても、心は常にあなた様とともにあります」
「アデル……」
蜜窟の中にあるローランドの肉塊が、少しずつ硬さを取り戻し始める。それを敏感に感じ取ったアデルは、両脚をローランドの腰に絡め、そっと腰を揺らした。
「……ローランド様……、愛しています……。心から、お慕い申しております……。あなた様は……きっとまだ心のどこかで、私に対して良心の呵責(かしゃく)を感じていらっしゃるのでしょう」
アデルの顔が、迫りくる快楽のせいで美しく蕩ける。
「でも、もうそんなお気持ちになる必要はありません……。だって、今がこんなにも幸せなのですから……」
喘ぐアデルの唇に、ローランドはそっと舌先を這わせる。
「私はそなたの処女を無理矢理奪い、繰り返し凌辱した……。そなたに身勝手な欲望を押し付け、清らかな身体を何度も――。私は、人として許されざる罪を犯したのだ」
「いいえ、ローランド様、いいえっ……」
アデルはローランドの唇をキスで塞ぎ、彼の肩に縋(すが)り付いて訴えかける。
「それでも――、それでもあなた様は、私の初恋の人です……! ずっとずっと想い続けていたあなた様に、処女を捧げたことを、私は嬉しく思っています。あなた様と結ばれている、これ以上の幸せはありません……! ですから、どうかご自分を責めるのはおやめくださいませ。その罪は、もう愛によって贖(あがな)われ、許されております!」
アデルの腰の動きに合わせて、ローランドの屹立がさらに硬さを増す。
「そ……それに……、もうわかっていらっしゃるはずです――ぁ……っ……」
軽く腰を動かしているだけなのに、声が漏れてしまうほど気持ちがいい。はしたないことだとは分かっている。だけど、ローランドを想う気持ちが、もう溢れるほどに込み上げてきていた。
「あなた様に無理矢理抱かれながら、私は浅ましくも女としての悦びを感じていました。王女という立場もなにもかも忘れて、ただ愛しいあなた様と身体を交わらせているという嬉しさに震えて……。そうして、何度も……、ロ……ランドさまっ……。私こそ罪深い者なのです」
高揚感に襲われ、アデルは再び身を硬くして嬌声を上げる。


(このあとは製品版でお楽しみください)

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