書籍情報

禁断の館に囚われて【書下ろし】

禁断の館に囚われて【書下ろし】

著者:藤村裕香

イラスト:青海信濃

発売年月日:2014年10月17日

定価:972円(本体900円+税)

「ひあぁっ!…お願いです。もっと…もっと強くして下さい」 3人だけの禁断の甘い淫らな秘密… 両親の葬式の日、大きな瞳に涙をため悲しみにくれる日置(ひおき)由(ゆ)弦(ずる)のもとに、イギリスから従兄弟のバートランドがやってきた。背が高く、茶色の髪と澄んだ水色の目を持つこの美しい従兄弟は自分の館で一緒に暮らそうと由弦に申し出る。館には、由弦の存在を快く思わない、黒のスーツ姿の似合うクールな執事、岩崎奏(そう)がいた。ある夜、こっそりと館を抜け出す奏を見つけた由弦は後をつける。そこで見た驚きの光景とは…!

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登場人物

バートランド
背が高く、澄んだ水色の瞳が印象的な、美しく優しげな男。イギリスにお屋敷を持っているお金持ち。
日置由弦(ひおき ゆずる)
大学生。両親が突然亡くなる。大きな瞳。イギリスでバートランドの屋敷から語学学校に。
岩崎奏(いわさき そう)
バートランドの家の執事。きっちりと髪をまとめていて、黒のスーツの似合うクールな男。子供の頃からバートランドの屋敷で暮らす。

立ち読み

バートランドは、赤く立ち上がった由弦の乳首にねっとりと舌を絡み付かせた。
「はぁっ」
そうされると、ジンジンとした痛みとは違う感覚が生まれてくる。
痛くされて気持ちがよくなるなんておかしいと思うのだが、一度冷めた熱がそこに再び集まってくるのが分かった。
「こっちも、用意しておこう」
バートランドは由弦の膝を押し曲げると、赤く色づいているそこの奥に指を這わせる。
「うっ、あっ」
唾液で濡れたバートランドの指が、由弦の奥にするりと入ってきた。
驚いて、それ以上入れないようにその指を締め付けた。
「そんなに力を入れないで」
バートランドは、なだめながらなんとか奥まで入れようと中を擦る。
「むっ、無理だよっ」
そういわれても、初めての事で自分でもどうしていいのか分からない。
「仕方がないな」
バートランドは由弦のものに指を絡ませて擦ると、緩んだ隙に指を奥に滑らせた。
「ああんっ!」
今まで体験した事のない感覚に、由弦は身震いして声を上げる。
外と中を同時に擦られるととても気持ちがよくなって、由弦はもっとして欲しくて必死でバートランドの背中にしがみついた。
「由弦の中の肉が私の指に絡み付いてくる。いいんだね」
バートランドは妖しげな視線を由弦に投げかける。
「うん。もっと」
いけない事をしているんだと分かっていても快感に負けて、由弦は目を潤ませてバートランドを見つめた。
「これだけじゃ物足りないんじゃないか?もっと気持ちよくなりたくないかい」
バートランドは由弦の奥を指で擦りながら、さらに誘惑する。
「うん。うん…」
もっと気持ちよくなりたくて、由弦は頷いた。
「そ…う」
バートランドは指を引き抜くと、由弦の足の間に身体を滑り込ませる。
「あぁん」
中途半端の状態にされて、由弦は不満の声を上げてバートランドを見上げた。
「私のものですぐにいっぱいにしてあげるよ」
バートランドはジッパーを下げて熱くなったものを引き出すと、由弦の奥にあてがう。
「あっ」
奥に熱いものを感じて由弦は身震いする。
それがあまりにも熱く、今まで中を探っていた指とは比べ物にならないぐらい大きくて由弦は不安になった。
「私の背中に腕を回して」
バートランドは、優しげに言う。
「うん」
不安だったが自分からはどうする事もできずに、言われるままに由弦はバートランドの背中に腕を回してしがみついた。
「いいね」
バートランドは短く言うと、両手で由弦の腰を引き上げて身体を沈める。
「あーっ!」
思いもよらない衝撃に、由弦の喉の奥から悲鳴が上がった。
バートランドのものに身体を開かされて、由弦はきつく唇を噛み締める。
じりじりと身体の中に入ってくるものから逃げようとしてもがいたが、自分の力ではどうにもならない。
「いやっ、抜いて。痛いっ」
身体を二つに引き裂かれてしまいそうな痛みに、由弦は目に涙をためてバートランドに懇願する。
「すぐに慣れて気持ちよくなるから。少しの我慢だ」
バートランドは由弦をなだめながら、最後は強引に身体を沈めた。
「あぁんっ」
ずずっと音を立てて一気にバートランドのものが奥まで入ってくる。
「はぁっ、はぁっ」
痛みとショックで、バートランドの背中にしがみついている事しか由弦にはできない。
「ほらっ、全部入った。もう大丈夫だ」
バートランドは由弦の頬を優しく撫でると、何度もキスをする。
「でも、痛いし苦しいよっ」
由弦は、涙を流しながら必死で訴えた。
熱くて大きいものに支配され、じりじりとした痛みが襲ってくる。
「そんな痛みなんて、すぐに吹っ飛ぶ」
バートランドは笑みを浮かべながら、ゆっくりと腰を動かす。
「あうっ! ああっ、あんっ」
バートランドのものが身体の中を擦り、由弦は目を大きく見開く。
ショックと痛みで一瞬何がなんだかよく分からなくなって、力が入らなくなり背中を掴んでいた手を離してしまった。
「仕方ないな」
バートランドはぐったりとした由弦の足を肩に抱え上げると、深く身体を沈める。
「あっっ、…あんっ!やぁ、…あぁっ」
今までと違う角度で、バートランドのものが由弦の中を擦っていく。
視界の中で、バートランドが近くなったり遠くなったりする。
そうやって揺さぶられて出し入れされているうちに、痛みしか感じなかったそこから違う感覚が生まれてきたのが分かった。

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