書籍情報

恋は突然やってくる!【特別版イラスト入り】

恋は突然やってくる!【特別版イラスト入り】

著者:宮川ゆうこ

イラスト:タカツキノボル

発売年月日:2014年10月17日

定価:918円(本体850円+税)

もっと、気持ちいいことをしましょうか? 病院に教授秘書として勤める巧実は、綺麗で王子様顔なのに不器用な性格&口べたのせいで振られてばかり。その日も失恋して酔いつぶれていた巧実は、ヤクザ風のおとこ・楠原に唇を奪われる。しかも翌日、隣に越してきたという楠原になし崩しに抱かれてしまって! 強引だけど優しい楠原に、次第にひかれ始める巧実。そんな時、勤務先の病院で起きた事件に巻き込まれてしまう。楠原は、巧実が危険な目に合う度に医者や弁護士に姿を変え、助けに来てくれるのだけど……。いったい、この男、何者なの!?

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登場人物

楠原圭一郎(くすはら けいいちろう)
目鼻立ちのととのった美男子。身体はがっちりとして逞しい。なぜか巧実の隣に引っ越してくる。ヤクザなのか、医者なのか弁護士なのか?!
東野巧実(とうの たくみ)
病院の教授秘書。綺麗で王子様顔なのに不器用な性格。失恋してばかり。

立ち読み

そのうち、彼が指で俺の下の方を弄り始めた。
それがなにを意味するかわかってはいたが、快感に流されて俺は止められない。
指で固いそこを弄りだす。襞の一つ一つをゆっくりとほぐされた。
指が中に入り込むと鈍い痛みがそこから突き上げてくる。
俺が呻くと、すぐに彼は俺のペニスを強くすき上げる。
とたんに快感が走って、痛みが誤魔化された。
そのうち、彼はなにかをそこに塗り始めたようだ。
たぶんローションかゼリーのようなものに違いない。
その頃には俺はわけがわからなくなっていた。
指は二本から三本になり、俺の中を円を描くようにしてほぐしていく。
そこに焼け付くような痛みを感じた。
それでもペニスをしゃぶられると、痛みなど消し飛んでいく。
彼は何度も何度も俺をいかさないように微妙に加減しながら、俺の中をほぐしていく。
俺はもう、甘い責め苦に耐えられなくなって、ただ啜り泣いた。
そのうち俺は我慢できなくなり、彼にねだっていた。
「もう……許して……許してくれ!」
涙と汗で俺の顔は滅茶苦茶だった。
「あなたに無理をさせたくないから、もう少しほぐしてからと思ったのですが、私も我慢できそうにない」
彼は銜えていたものを離して、辛そうに囁いた。そんな彼の顔には艶が混じり、とてもセクシーだった。ゾクリと身体の奥でなにかが疼く。
俺は思わず全身を震わせた。それに気づいた彼が俺のペニスを指で押さえる。
「まだ、駄目ですよ」
「この……お……!放せよ……放せったら!」
俺は泣きながら喚いた。だが、彼は聞こうとはせず、そのまま俺の身体を強引に俯せにする。
「いくときは一緒です」
嬉しそうにそう言って俺の尻をギュッと自分の方に突き出させる。
俺は思わず、シーツを掴んでいた。
「あ……!」
これからなにをされるのかわかってはいたが抵抗できなかった。
俺のペニスはこれでもかというほど張りつめている。痛くて、苦しい。
彼は俺の尻に軽くキスをした。そこに熱くて硬い塊を感じた瞬間、俺は悲鳴を上げていた。
「い、痛い!」
彼は逃げようとする俺を力任せに引き戻す。俺は悲鳴を上げてさらに逃げようとしたが、許してはもらえず、そのまま彼の猛ったものをねじり込まれる。
「やぁ!」
痛いとか苦しいとかそんなものではなかった。
いくらほぐされたとはいえ、容易に受け入れられるはずもなく、全身を引き裂くような痛みが走る。
夢中で逃げようと暴れると、彼はそんな俺を大人しくさせるために、もう一度俺のペニスを扱き始める。俺のものは挿入の激痛に一度は萎えたが、信じられないことに、彼にさわられてもう一度張りつめだした。
痛みと快感が俺を交互に攻め立てる。
俺は痛いのか気持ちいいのかわからなくなり、呻き声を上げ続けた。
彼はそれでもやめようとはしない。少しずつ少しずつ俺の中に捻り込んでいく。
そして俺をさんざん泣かせた後、すべてを受け入れさせると、そのままギュッと俺を抱き締めてきた。
「大丈夫ですか?」
「……ふざけるな!」
喚く声にも力が入らなかった。受け入れているそこはちぎれるほど熱い。
それなのに、俺は痛みだけではなく、わけのわからない疼きを感じていた。
それが快感だと俺は気づいた。身体が変わっていくようで、恐かった。
俺はいまさらながら、自分がとんでもないところに足を踏み入れたことを悟った。
それでも、もう引き返すことはできない。
欲望が俺を取り込んでいく。俺は逃げることもできずに、呑み込まれていった。
身体の芯からなにかが突き上げてくる。それは激流となって俺の中で暴れだす。
繋がっているそこは痛みで悲鳴を上げていたが、しだいに俺は焦れったくなってきた。
それは不思議な感覚だった。アナルに他人のそれを入れられて、普通ならば感じるはずもないのに、なぜかそこから疼くような感覚がしてくる。
彼が微かに腰を揺らすたびに、硬い肉棒で中を擦られる。
それは痺れるような、なんとも言えない快感だった。
俺はあさましいことにアナルで感じていた。
だけど、それを悔しいとか恥ずかしいとか思う余裕さえ、そのときの俺にはなかった。
ただ、夢中でその快感に縋り付いた。痛みを忘れたかったせいでもある。
思わず自ら尻を揺らしていた。
「感じてきましたか?」

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